中之島美術館に行くのは初めて!
見仏もそうですが、新しい美術館に行くのもワクワクです。
中之島はお洒落な高層ビルが立ち並んでいて、
普段田舎にいる私は、ほえーっと見上げてデザインがカッコいいビル群を眺めて喜んでいました。
そのビルの間から見えてきた、真っ黒の建物…
それが中之島美術館。
不思議な宇宙服を身に纏ったような、巨大猫がお出迎え。
シップスキャットというアート作品でした。
リアルな顔に、ちょっと舌を出してるのが可愛い。
美術館の中は、冷房が効きすぎているのか、無茶苦茶寒かったです
アームカバー と、大判スカーフを念のために持ってきてましたが、それでも寒かった…
中之島美術館に行かれる方は、冷え対策の上着は持って行かれた方がいいかもしれません。
醍醐寺展の方は撮影禁止でしたので、中身の写真はありませんが、パンフレットから
平安時代の帝釈天像
パンフの写真は正面からでしたが、斜めからのお顔がとてもお綺麗でした
美人だなぁ〜と周りをぐるぐる回りながら、最後また、斜めのお顔を目に焼き付けました。
それにしても、この帝釈天様は白象に騎乗されてるのですが、象の現実の大きさから計算すると、帝釈天様、巨大なサイズになりますね…
本物の象に乗って、この大きさの人だとしたら、
インド象は体高三メートルほどだとして、座ってる状態で四メートル、立つと六〜七メートルになりそうな巨人となります。
想像したらちょっと怖いかも…
あとは、写真はありませんが、生駒等寿の松桜幔幕屏風は度肝を抜かれました。
鮮やかな真っ赤な幕の前に松と桜が…
まるで太閤秀吉が開催した醍醐寺の花見に私たちも同席しているかのような心地に!
仏画については勉強中で、良さがまだまだ分からなかったりするのですが、「五秘密像」はそれぞれの仏様の表情や仕草がたまらなく可愛かったです。
国宝の「文殊渡海図」の文殊菩薩の表情も、キリッとした少年のようで、可愛らしくて、
去年拝見した、奈良の般若寺の少年のような文殊菩薩像を思い出しました。
醍醐寺は春の宝物館を見に行っていましたが、
その時には見たことがない宝物をたくさん拝見できました。
そして、初めて知ったのですが、醍醐寺を開創された理源大師様の元々のお名前が聖宝で、香川県(丸亀の本島)の生まれなんだそう。
知らなかった!
また、聖宝様が讃岐で見出して弟子にしたのが観賢様で、のちに般若寺(少年のような渡海文殊像のお寺)の僧正となられたとのこと。
地元に縁の深い方々なのに、理源大師のことをあまり存じ上げませんでした
理源大師様の像や絵もたくさん拝見したので、
片手に五鈷杵を、もう片手は衣の端っこを掴んでいる方だったら、「理源大師様ね!」と覚えることができました。
美術館で拝見する仏像は、裏まで回って後ろから見たり横から見たりできるのが、素晴らしいところ。
また、ライティングも良く、隅々まで確認することができます。
堪能させて頂けた一日でした。
醍醐寺国宝展、
6月15日から8月25日までです。
前期と後期で展示が変わるそうです。
興味ある方はお早めに!
私は、五月までだった、モネ展を逃しました…
興味ある展覧会は、早めに行っとくのが一番ですね
ここまだ読んでくださりありがとうございました。
横山蓮花