『100年のレシピ』 友井 羊
料理が出来ない事が原因で恋人に別れを告げられた大学生の理央。
なんとか料理が出来るようになりたいと思い、料理学校に通う事に。
その料理学校は理央の家で祖母の時代から愛用しているレシピ本の著者である大河弘子の学校。
そこで弘子のひ孫の翔吾と出会い、大河弘子に興味を持った理央。
弘子本人、そして弘子と関わりのあった人たち目線で弘子の人生が語られていきます。
コロナ禍の2020年から20年前後ずつ遡り、最後は終戦直後弘子が料理を始めたきっかけに辿り着きます。
その時代に起こった食に関わる事件や事故も描かれてます。
5つの章から成り、ちょっとした謎解きも・・・。
でも遺物混入はちょっと後味悪かったな。
時にコロナ禍の話は・・・。
最後の話は私の想像が外れてホッとしました。
弘子が最後まで気がかりだった事も自分の目で確かめる事が出来本当によかったです。
100歳まで生きたからこそのご褒美のように感じました。
続編も読みたいな。
先日久しぶりにポテトサラダを作りました。
私もポテサラもしっかりつぶさずほぼ形が残ってます。
本の中に出て来る千切りのポテトサラダ。
今度作ってみよう。