『図書室のはこぶね』   名取 佐和子

 

体育祭直前の1週間だけ友人の代わりに図書委員の仕事をすることになった花音。

 

その初日に10年ぶりに返却された本『飛ぶ教室』を見つけ、中に入っていたメモの真相を究明しようとする花音。

 

もう一人の図書委員の朔太郎と共にその本とメモについて調べていくうちに思いがけない事実を知ることに。

 

さらにいろんな人と人の繋がりが見えて来た。

 

10年前の高校生と今の高校生。

 

体育祭で披露する伝統の「土ダン」への思い。

 

いろんな真相が明らかになり、みんな次のステップへと進めそうでよかったです。

 

「みんなが楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要があるんだ」

 

印象的な言葉でした。