『代理母、はじめました』   垣谷 美雨

 

舞台は2040年の東京。

 

大きな自然災害に見舞われ多くの富裕層は地方へ。

 

首都の機能も他県へ。

 

治安も悪く貧しい人であふれてる東京。

 

子供の頃から貧しかった16歳のユキは、義父から人助けだと騙され代理母出産をする。

 

産婦人科医の芽衣子は女性蔑視に我慢できなくなり 別の病院へ。

 

貧困と虐待から脱するため、幼馴染のミチオと代理母ビジネスを始めたユキ。

 

いろんな理由で代理母を求める女性たち。

 

あまりに身勝手な理由も多く、ちょっと現実的ではなく感情移入は出来ないかな~。

 

法律が変わっても、こんな世の中にはならないはず。

 

そういえば垣谷美雨作品には、こういうちょっと現実離れした世界が描かれた物もあったな・・。

 

いろんな事を考えさせられた1冊でした。