『あの日の交換日記』 辻堂 ゆめ
初読みの作家さんです。
入院患者と見舞客・教師と児童・姉と妹・母と息子・加害者と被害者・上司と部下・夫と妻。
それぞれの日常と2人が書いた交換日記を描いた連作短編集です。
交換日記をやめることにした時明らかになる事実。
毎回「えっ」って感じで終わり、もう一度所々読み返すことに・・・。
名前を見返し、時代を確認し、頭の中を整理しながら読んでいきました。
そして最後にすべての伏線を回収。
バラバラに思えた人たちが深く繋がってた事実に驚かされました。
交換日記を通して本当の気持ちを知り、前向きになれた人たち。
それぞれの思いが詰まった日記。
ミステリーの要素もあり最後まで一気読みでした。