『希望病棟』   垣谷 美雨

 

帰省のお供でまず読んだ本です。

 

『後悔病棟(イフ サヨナラが言えない理由)』の続編。

 

心の声が聞こえる聴診器を拾った女医の黒田摩周湖。

 

過去に戻って人生をやり直す患者の話が中心だった前作。

 

今回は治験で快方に向かった高校生の桜子と代議士の妻である貴子の人生が描かれてます。

 

桜子は児童養護施設育ち。

 

高校を卒業したら施設にはいられない。

 

貴子は過去に子供を捨てたことがあり、結婚前は苦労が多かったよう。

 

女性が貧困から抜けるにはやはり風俗が手っ取り早いのか。

 

それまで従順な妻を演じていた貴子がそういう女性を救うため立ち上がった。

 

女性の弱さと逞しさを感じる1冊でした。

 

思ってた展開ではなかったけれど、後半は2人の生き方が気になり一気読み。

 

行きの電車や新幹線で半分くらいまで読み、残りは長男一家や姪っ子が帰って妹と2人になってから。

 

妹も本好きなので2人で読書タイム本

 

欲張って4冊も持って行ったけど、結局読めたのは1冊半あせる

 

新幹線は1人だったけど特急は行きも帰りも隣りに妹が。

 

そりゃあ、読書よりおしゃべりになりますよね。