『ブロードキャスト』  湊 かなえ

 

湊さんには珍しく青春小説です。

 

陸上部に入るため良太と一緒に青海学院高校への進学を決めた圭祐。

 

だが、その合格発表の日にひき逃げ事故に遭い陸上を続けられなくなってしまった。

 

そんな時同じ中学校出身の正也に「声がいい」からと強引に誘われて放送部に入ることに。

 

放送部って校内放送しか思いつかなかったけど、ラジオドラマ・テレビドキュメントなどの創作活動もあるんですね。

 

ドラマの脚本家を目指している正也は早速本領発揮。

 

全国大会を目指している放送部。

 

マイナーな部活動にもそれぞれ目指すものがあり、みんな全力で取り組んでる姿に青春を感じました。

 

クラスで孤立状態だった久米さんも放送部へ。

 

言いたい事はちゃんと相手に伝えて本音で話し合うって本当に大事。

 

生徒の将来を考えて苦渋の選択を迫られた教師。

 

最後にいろんな事が明らかになり、いい読後感でした。

 

続編も出ているようなので図書館HPをチェックしたら予約件数が200件以上。

 

読めるのはまだまだ先になりそうです。