『正造の石』 2月25日(月) マチネ
タウン誌で当たった劇団民藝の公演『正造の石』を紀伊國屋サザンシアターに観に行って来ました。
明治末、足尾銅山から流出する鉱毒によって水や水田が汚染された谷中村。
その村で暮らすサチは、田中正造の紹介で婦人解放運動家・福田英子のもとで住み込みのお手伝いになるため東京へ。
福田家の内情を密偵させられてる事が苦痛になっていくサチ。
家に帰りたくても汚染された谷中村には帰る場所もない。
苦悩の日々の中、一つに詩に出会う。
勉強中だった文字も少しずつ読めるようになり、サチの心に輝きが戻った。
戸惑い、怒り、裏切り、恋・・・。
サチの成長と自立を描いた作品でした。
サチ役の森田咲子さんの演技が素晴らしくて引き込まれました。
福田英子役は樫山文枝さん。
70代後半とは思えない、凛とした存在感のあるお姿でした。
皆さん本当に台詞回しと演技が素晴らしく、これぞ生の舞台の醍醐味って感じでした。
客席の通路も使う演出も新鮮でした。
キャッツみたい
ラストシーンはすがすがしく、熱いものが込み上げて来て自分でもビックリ
いい舞台でした
舞台はすごくよかったけど、チケット引き換えがグダグダ
並ぶ場所がエレベーターを降りたところでとにかく狭い。
そこに折れるように列を作ってたら、当日券と引き換えと2つ列を作るよう係の人が指示。
でも後から来た人はよくわからず適当に並ぶ。
以前はとりあえず1列に並んでおいて、扉が開いてからそれぞれのカウンターへ行ってたのに。
狭い所に2つの列は混乱するだけ。
案の定受付が始まると列はグチャグチャに
係の人がもっとちゃんと並ばせてくれたらいいのに。
今までここで何度かチケット交換してるけど、列が乱れて後から来た人がスッと入ってしまったのは初めて。
もらってたアンケート用紙に書けばよかったな
ちょっと嫌な気分での開演待ちになってしまったけど、舞台がよかったので気分良く劇場を後にする事が出来ました。