『活版印刷三日月堂~星たちの栞』  ほしお さなえ

 

祖父がやっていた活版印刷の店「三日月堂」を復活させた弓子。

 

活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷している。

 

そんな「三日月堂」には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心を解きほぐされていくが、弓子も何かを抱えているよう。

 

4つのお話からなる連作集です。

 

どの話も感情移入しやすく引き込まれました。

 

最初の話は母の気持ちが痛いほどわかりウルウル。

 

活版印刷で刷られたコースターやショップカードや栞も手にしてみたいな。

 

連作小説は、先に出て出て来た人たちのその後と言うか今がわかるのが嬉しい。

 

いろんな事を乗り越えて頑張ってる姿に勇気付けられます。

 

続編も早く読みたいな~本