ヒマラヤの風にのって 吉村達也
先日図書館に行った時、久しぶりに吉村達也さんの本を探していたところ「進行ガン、余命3週間の作家が伝えたかったこと」をいう文字が目に飛び込んできて
ページをめくってみると、去年の5月に亡くなられたことがわかりました。
知らなかった~
もしかしらたどこかで訃報は目にしていたかもしれないけれどすっかり忘れてました。
彼の作品の中では志垣警部と和久井刑事の温泉殺人事件シリーズが好きでした。
2人の会話が面白くて
氷室想介シリーズも好きだったな~。
今までに彼の本は86冊読んでます。
87冊目となったこの本は、入院中にベッドで書いた記録と筆談をまとめたもの。
余命3週間・・・・・あきらかにこれは病院に行くのが遅すぎです。
娘さんは離れて暮らしていたけど、一緒に暮らしていた奥さんもなんで病院へ行くよう説得しなかったんだろうと読んでて腹立たしくなってきました。
病院へ行ったのは1ヶ月で体重が13kgも減り、もう立って歩くのもやっとで動けない状態になってから。
前年の夏頃から体の異変には気付いていたようだけどガンとは結び付けてなかったようで・・・・。
病院へ行って即入院になり3週間で亡くなってます。
ただ、本人の覚悟もすごいものがあり、家族も最期まで取り乱すことなく冷静に受け止めていた姿には頭が下がりました。
病院嫌いの人にはちょっとの異変ぐらいでは「もう少し様子をみて・・・」と受診を延ばし延ばしにしてしまう気持ちもよ~くわかります。
でも勇気を出して病院に行かなくてはね
そして検診も大切。
そういう私もここ何年も胃がんの検診は受けてない
でも今年は受けますよ。
12月に3つのガン検診を申し込み2~3月にかけて行ってきます。
それぞれ場所も日時も違うから面倒で気が重いけど、頑張ってきます。