『激流』 (上・下) 柴田よしき
京都への修学旅行でグループ行動をしていた7人の中学生。
知恩院に向かうバスでその中の一人の女生徒・冬葉が忽然と消息を絶った。
20年後、35歳になった6人に突然失踪した冬葉から「わたしを憶えていますか?」とメールが届く。
運命に導かれて再会した同級生たちに次々と不可解な事件が襲いかかる。
彼女の作品を読むのは初めて。
妹が好きで名前はよく耳にしていたけれど、実際に図書館で手にして「読んでみよう!」と思ったのは今回が初めてのこと。
上下巻合わせて約900ページの長編。
でもその長さを感じさせることなく読み進めていくことが出来ました。
それぞれの人生を苦悩しながらも必死に生きている6人。
ストーリーの展開や人物像が上手く書かれてるのでとっても読みやすく面白かったです
初めての作家って1冊目の印象が悪いとなかなか2冊目に手が伸びない
今回は好印象だったので、これから彼女の作品もいろいろ読んでみたいな