瑛の誕生日 2016 | Sweet Sweet Love Story(恋愛小説&ときメモGS夢小説&詩)

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詩や恋愛小説とか書いてます。ときメモGSシリーズの夢小説・・・特にハリーこと針谷幸之進くんを中心に書いてます。
いくつになっても恋愛続行☆毎日ワクワク過ごすために☆

7月19日は、GS2王子の佐伯瑛(さえき てる)くんの誕生日だよ照れハート

お誕生日おめでとうバースデーケーキ

 

あと1時間ですが・・・・・・ ミニストーリーを即席で作っちゃえ~

間に合うか?がんばります爆  笑

 

 

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「カランカランカランーーーーーー」

「ありがとうございました。」

最後のお客さんが珊瑚礁を出て、店の看板のライトを落とす。

「ふぅ・・・・・。」

カウンターの向こうで瑛が、小さくため息をついた。

やっぱ、ちょっと疲れてるよね。

最近、忙しかったからね。

梅雨明け間近で、暑さもまして、海に来るお客さんが珊瑚礁に涼を求めてくるのが増えた。

その分、瑛の忙しさも倍増。

ちょっと心配だな。

それに、今日は・・・・・・・・。

「あ、おまえ、先に上がっていいぞ、片づけはやっとくから。」

「え?何言ってるの、手伝うよ。」

「無理すんな!疲れただろ?今日はいつもより忙しかったし・・・。」

「大丈夫!」

私は、瑛の手からお皿を取り上げて洗いだした。

「全く。オレがせっかく気を使って帰っていいぞって言ってやってるのに。」

「へぇ、気を使ってくれたんだ?それでも」

「はぁ?可愛くないな、おまえ。」

ふふ、いつものやりとり。

それにしても、瑛、今日が何の日かすっかり忘れてるんだ?

急いで、洗い物を片づけた。

「よし、あとはいいぞ、おまえ、そろそろ帰らないと・・・・。」

「本当に帰っていいの?」

「はぁ?」

「帰っていいなら帰るけど。」

「遅くなるだろ?あんまり遅くなると危ないし、オレが心配してやってんのに、

おまえは本当に可愛くないな。」

もう、本当、瑛のばか。

「わかりました、帰りますよ。」

「なんで、オレが怒られるんだよ?」

「でも、その前に・・・・・・・。」

私は、冷蔵庫の奥から小さなデザートケーキを取りだした。

「瑛!」

「何?」

「・・・お誕生日おめでとう☆ こっそり作っちゃった!」

「おま・・・・・・。あ、そうか。今日、オレの誕生日。・・・・そうか、すっかり忘れて・・・。」

「忙しかったからね。でも瑛が忘れちゃっても、私が忘れないよ。絶対覚えてるから。」

「ばかっ!そ、そんなこと言われなくて・・・・だな。・・・・・・・・ありがとう。」

「素直じゃん!」

「はぁ?おまえなぁ、調子乗ってんじゃないぞ。」

『チョップ』

「いたぁ~!お祝いしてあげてるのに、殴るなんてひどい!」

「愛のしるしだ!」

「ひどい~」

笑う瑛。膨れる私。

ふいに、瑛の手が私に伸びた。

「え?」

『ぎゅっ』

「・・・・・・・ありがとう。ごめん、その・・・・・・本当は、凄い嬉しい。」

「瑛・・・・・。」

瑛の胸に抱きしめられた。

「・・・・やっぱさ、今日、帰さない。」

「え?・・・・はぁ?」

「これから、二人だけでお祝い、な!」

「瑛・・・・・。」

「さぁ、珊瑚礁のバリスタが、助手のケーキの味を批評してやろう!」

「もう!瑛みたいにうまく作れるわけないじゃん。」

「ははは。うそだよ。・・・・・・おまえが作ってくれるものならなんでも嬉しいよ。」

「瑛・・・。」

「今日だけだからな、・・・その、褒めるのは・・・。」

「もう!!」

目を合わせて笑う。

「・・・・・・・おめでとう 瑛。・・・・・・・大好きだよ。」

「・・・・・ありがとう。・・・・おれも・・・・・。 愛してる。」

『チュ』

 

珊瑚礁の上には、まんまるなお月さま。

灯台の光がそっと差し込む。

二人だけのバースデー☆

お誕生日おめでとう瑛。

ずっとずっと大好きだよ。 あんまり無理して働かないでね。

 

 

 

<瑛の誕生日2016年 完>

 

 

 

 

 

 

昔に作った瑛誕生日話 → 瑛の誕生日(高校生ラスト)

                → 瑛の誕生日