以前TVで彼のことを知り、ぜひ作品を見たいと思っていました。
愛媛県新居浜市在住ということで、近いから孫息子を連れて見に行くのもいいかなと思っていました。
画像お借りしました
夏になって彼の作品の展示会がクレドホールであることを知り、行けるチャンスを待っていました。
夏休み最後の日に娘の仕事も休みで、孫たちを連れてどこかに行きたいというので行くことになりました。
娘も孫もあまり気乗りがしない様でしたが勢いで連れていくことに。
しょっぱなから彼の作品に圧倒されて、あっという間に引き込まれて行きました。
わたしの目論見通り、感受性の強い孫息子は携帯を片手にどんどん進んで行きました。
写真も動画もご自由にお撮りくださいねと言われてたので、自分の好きな絵を撮っているようでした。
わたしも所々で立ち止まって、彼の生い立ちや、人となりの説明文を読みながら進んでいたので、みんなばらばらで動いてるようでした。
それにしてもすごい数の生き物の絵と版画で圧倒されっぱなしでした。
一枚一枚がすごい迫力で、胸にズギュンと迫ってきたので、最後のところではかなり疲れてしまいました。
26メートルの壁画は圧巻でした。
字も人柄が出てるようでとても素敵でした。
孫にもこんな体験をさせたかったので、よかったなぁ・・・と思いながら、探していたら、最後のショップの手前で、videoをひとりで熱心に見ていました。
心にかなり大きなものをもらったようでした。
思春期なのか、情緒不安定なところがあって、落ち着きもないし、すぐにカッとなるし・・・で、いわゆる難しい子なのですが、心にドカンと響く感じがあったと言っていたので、連れて行ってよかったとばぁばは思ったのでした。
2歳で自閉症と診断され、母親のすごい努力によって、普通学級に通うことができ、その母も11歳で亡くなり、周りの人たちの大きな助力があってここまで・・・・
もちろん彼の持って生まれた才能があってのことですが・・・・
そんな背景を知らなくても、彼の絵はわたしたちに生きる力、勇気を与えてくれる、そんな気持ちを強く持ちました。
来てよかったと感じる作品展でした。