先日、ガラケー乗り換えでケータイショップに出かけたときのこと。
店を入ってすぐのところで女の人がしゃがみこんでいた。
その女の人の目の前には年配の女性が立ってて、何か話しかけてる。
大して気にも留めずに横を通り抜けようとしたところ、しゃがみこんでいた女の人が突然
『あたしのラインかえしてよぉぉぉ~~!!!!』
と金切り声を上げた。
しかもそのままギャン泣き。
これほど本気の泣きを見るのは久しぶりだったので、ビックリしてガン見してしまった。
うずくまっていた女の人は20代後半くらいだろうか。
ゆるゆるヘアというよりパーマが抜けきった感じの髪型で、もりあがった背中の印象から、ちょっと太目であることがわかった。
唖然としていると、そのギャン泣きした女の人の目の前にいた年配の女性が静かに言った。
『誰に言ってるの?誰に対して言ってるの?誰も返せないのよ。』
諭すような口ぶりからして、その年配の女性はギャンの母親みたいだった。
ギャンは母親の落ち着き払った態度に切れたのか、いきなり立ち上がり、抱え込んでいたスマホをホールに叩きつけた。
ガシャン!!
すごい音がして店内が異様な雰囲気になった。
ケータイショップにありがちな時代遅れのユーロビート?だけが空しく響く中、店員も客もかたずをのんで見守る。
するとギャンの母親と思しき年配の女性は、2メートル先まで吹っ飛んだスマホを拾い上げて、ギャンを置いて店から出ていった。
その様子を見てギャンは一層大きな声で泣き続けたが、その声は徐々にユーロビートにかき消され、僕がauの契約書にサインを始めるころには聞こえなくなった。
ふと気づいて入口の方を見ると、ギャンが肉厚な背中を丸めながら店から出ていくところだった。
ラインを返せってどういうことだったんだろ。
ラインって盗られるのか。
ラインの始め方すらわからんオッサンには盗られるなんて想像もつかない。
でも、いいトシの大人が公衆の面前でしゃがみこみ、悲鳴を上げて号泣するほど、ラインを盗られるのはショックなんだろうか。
あれじゃお菓子買ってもらえずにギャーギャー泣いてる幼児だ。
あと、スマホをあんなに叩きつけたらぶっ壊れるんじゃないかな。
買ったばかりでビクビクしながら触ってる自分には考えられない・・・。
そうそう、スマホってメール返すのにやたらと時間がかかる。
だからメールをもらってもスマホでは返さず、PCで返信するようにしてる。
意味ないじゃんね。
店を入ってすぐのところで女の人がしゃがみこんでいた。
その女の人の目の前には年配の女性が立ってて、何か話しかけてる。
大して気にも留めずに横を通り抜けようとしたところ、しゃがみこんでいた女の人が突然
『あたしのラインかえしてよぉぉぉ~~!!!!』
と金切り声を上げた。
しかもそのままギャン泣き。
これほど本気の泣きを見るのは久しぶりだったので、ビックリしてガン見してしまった。
うずくまっていた女の人は20代後半くらいだろうか。
ゆるゆるヘアというよりパーマが抜けきった感じの髪型で、もりあがった背中の印象から、ちょっと太目であることがわかった。
唖然としていると、そのギャン泣きした女の人の目の前にいた年配の女性が静かに言った。
『誰に言ってるの?誰に対して言ってるの?誰も返せないのよ。』
諭すような口ぶりからして、その年配の女性はギャンの母親みたいだった。
ギャンは母親の落ち着き払った態度に切れたのか、いきなり立ち上がり、抱え込んでいたスマホをホールに叩きつけた。
ガシャン!!
すごい音がして店内が異様な雰囲気になった。
ケータイショップにありがちな時代遅れのユーロビート?だけが空しく響く中、店員も客もかたずをのんで見守る。
するとギャンの母親と思しき年配の女性は、2メートル先まで吹っ飛んだスマホを拾い上げて、ギャンを置いて店から出ていった。
その様子を見てギャンは一層大きな声で泣き続けたが、その声は徐々にユーロビートにかき消され、僕がauの契約書にサインを始めるころには聞こえなくなった。
ふと気づいて入口の方を見ると、ギャンが肉厚な背中を丸めながら店から出ていくところだった。
ラインを返せってどういうことだったんだろ。
ラインって盗られるのか。
ラインの始め方すらわからんオッサンには盗られるなんて想像もつかない。
でも、いいトシの大人が公衆の面前でしゃがみこみ、悲鳴を上げて号泣するほど、ラインを盗られるのはショックなんだろうか。
あれじゃお菓子買ってもらえずにギャーギャー泣いてる幼児だ。
あと、スマホをあんなに叩きつけたらぶっ壊れるんじゃないかな。
買ったばかりでビクビクしながら触ってる自分には考えられない・・・。
そうそう、スマホってメール返すのにやたらと時間がかかる。
だからメールをもらってもスマホでは返さず、PCで返信するようにしてる。
意味ないじゃんね。