2センチの不足というのは

柔軟性のこと。

 

急に 小学校から電話があって

今まで 学校の環境美化員として

お掃除をしておられた おばさまが(ご近所)

急な事故で 出られなくなったので

冬休みの間だけとりあえず 代わりに

出て欲しいと。

 

そして 年も65歳はとっくに超えて居られたので

これを期に 引退されることになったようで

後任の公募を することになったようです。

 

学校としても そのまま わたしにと

言って下さってるものの。

 

1日づつ契約している今とは違い

教育庁の特殊な雇用になるみたいで

条件に 国民体力100という システムがあって

6つの体力テストで

3級(平均の30%以上)の認定を受けた書類が

必要になってきているようです。

 

書類を提出する締め切りも 数日後と

迫っていたので 学校としても

わが事のように  試験を受けられる場所を探して

くださったりしたのです。

 

しかしながら・・・

どこの会場も 予約で埋まっていたり

少し遠いけど 空きのあるセンターを

探してくださったものの

携帯が夫名義なので 会員登録も出来ないとなり。

 

そこからは家に帰って一人で 模索。

電話でやっと事情を話して 予約は入れたものの。

 

当日 行ったら システムが故障してできないと。

パパさんが 復旧するまで待つからと言ってくれた

お陰で 気を取り戻し 更に5時間半待って 

いざ測定。

 

・・・で 問題は 

何をするのかは うっすらと 調べていたものの。

 

わたしの身体は ほとんど慣らしてませんので。

身体が 全然動かないことに呆然。

 

急に 握力計を 握ったり 飛べと言われても・・・・

 

息子に言わせると 6つのうち 4つ以上3級だと

認定してもらえるとか言うので

それを信じていたこともあり。

なんとかなるかと

思っていたところもあったんですね。

 

なんと 1項目でも足りない場合は

認定してもらえないということで

柔軟性の部門 目標11,9センチ

わたし10センチで 2センチ足りなくて

認定証は貰えず 参加証だけ。

 

もう 学校になんと言っていいのか

帰り道は しょぼぼん・・・・

 

 

まあ それで どうなったかと言うと

資格がない自分が わざわざ 報告するのも

書類を提出するわけにも行かないで

じっとしてましたら 電話が掛かってきて

他の書類だけでも出して

認定証は待つので もう1回挑戦して欲しいと

頼まれました。

 

ありがたい限りです。

 

 

 

 

 

そこで 初めて

柔軟性とは なんぞや?の勉強から始め 

今まで 誤解していたことも分かりました。

 

 

身体を曲げると 脚の裏とか痛いじゃないですか

あれが

痛い=身体に悪いこと 痛めること

と、勘違いしていたのです。

 

痛いことは避けたいのが 人間ですが

最初は痛くても 徐々に慣らせば

むしろ 後に良いことになるのだと

分かっていれば 前向きになっていたのでしょうが

 

(確かに柔軟性があったら 怪我をし難くなるとは

聞いてはいたものの)

 

なにかしらの 勘違いをしてたので

今まで 柔軟体操系は むしろ避けていたのです。

 

そして わたしは柔軟性のない(人間)だと

決め付けていたのです。

 

 

とにかく バレリーナの人たちを思い出して

時間がある限り ストレッチをして 柔軟な身体を

作ろうと頑張っている最中です。

脚の裏は ビンビンに痛いです。

 

 

何十年?も柔軟運動をせずに

にわかに 身体をちょっと 曲げる運動だけして

いきなり測定したわけですから・・・

 

今 毎日時間を掛けて 集中して運動していることを

思えば・・・

プラス 2センチは 十分に可能なはずだと

希望を持つようになりました。

 

 

このテストを受けて 帰り道

わたしは しょぼくれてはいましたが

自分の身体や健康について

ガラリと考えが変わったのを感じました。

 

それだけでも よかったじゃないかと思えたのです。

 

自分の身体を鍛えずに 管理せず

それが 老いなのだと 年のせいにして

衰えるままに 放っていました。 

 

そして 今 考えるほど 怖くなったのが

むしろ ぎりぎりで 認定証をもらえていた場合。

 

ラッキーくらいに思って

他のことには 少し 関心を注いで

これからの 日常の運動に取り入れても

柔軟運動だけは 依然とやらずに

放っておいたこと 間違いないです。

 

それを思えば この2センチ足りなかったことで

むしろ 私の人生が ガラリと(大袈裟ではなく)

方向を変えたように感じました。

 

これからは 柔軟運動も 勿論 するだろうし

むしろ家の中でできる運動としては

一番やりやすいのかもしれないし。

身体をやわらかく保つことで

いざというときの 危機を救ってくれる可能性も

高まるだろうし。

 

不幸中の幸いというか

わたしの目を覚まさせてくれる出来事になりました。

 

 

 

 

 

余談。

 

 

会員登録はできないし

行ったら行ったで 測定をしてもらえないというし

やったらやったで 落っこちるし・・・

 

これはもう 神さまから 方向が違う!と

言われてるのかな?

わたしは やりたいと思ってるんだけど・・・・と

そうも 解釈したりもしてました。

 

でも・・・

結果 思いもしない プレゼントを

もらえたような 感じです。

 

 

 

そして 今日聞いた話では

応募者はほかには居らず

わたしがリタイアしたら 学校も困る事態に。

 

そして 前任のおばさまは

途中から 雇用条件が変わり 体力テストが

導入されたことで 

65歳以上の部門で受けたものの

(若者とは少し違う)

1つの項目で 到達できないので

3回もチャレンジして 認定証を貰って

仕事を維持されたそうです。

 

こうなったら わたしも 認定書をもらうまで

やり続けることになるのでしょう。

 

24日に予約も無事入れられました。

もう少し 準備できるので あとはやるだけ。