今年の春 

パパさんが 畑の脇にある木を剪定した。

その枝振りを見て

焼いてしまうのは簡単だけど・・・と。

 

わたしの部屋の窓の外の欄干に置くことにした。

 

 

汚いな~~と 隙間を 掃除しようとしたところ

寝ていた蜘蛛を起こしてしまったらしい

ああ こんなところに家を作ってたのか

ごめん ごめん。

 

とっさに蜘蛛は逃げたようにみえたけど・・

すぐに戻ってきて

新しいこの場所に せっせと蜘蛛の巣を

張り出した。

 

そう 枝と窓の間に 立派な蜘蛛の巣を

掛けてしまったのだ。

 

窓ガラスを隔ててはいるものの

1メートルくらい 目の先に

大きな蜘蛛が見えて

最初は 怖くもあるし 気持ち悪くもあったけど

蜘蛛は 害虫を駆除してくれる

いいやつだということも聞いてたから

そのままにしてたら

なんだか トモダチのようになってしまった。

 

朝の挨拶までしてしまうほど。

 

すぐ目の先に蜘蛛がいる

それが 普通の風景になった。

 

いつまでいるんだろう

そのうち 巣篭もりするのだろうか・・・

そんなことを 考えていたけど

今朝 蜘蛛が見えなくなっていた。

 

寒くなってきて

エサも取れないので

今年の狩りは 終わりなのだろうか?

 

そうなると  蜘蛛の巣だけが

ぺらぺら風に揺れているのも

気になって 目障りになってきた。

 

数日すがたが見えなかったら

掃除させてもらおうか・・・

 

そんなことを 考え始めている。