アコースティックギターについて、落ち着いて書こうと思います。
私がお手本にしたのは、ドク・ワトソンさんとライ・クーダーさんでした。
ライ・クーダーさんについては、後日改めて書きます。

中学生の頃に買ったLPレコードが、ドク・ワトソンさんの、この「サウス・バウンド」です。
このレコードのA面冒頭の、「Nothing to it」の鮮やかなフラットピッキング、
B面冒頭の「WINDY AND WARM」の見事さに、感動しました。
フラットピッキングでも、フィンガーピッキングでも、こんなに素晴らしい演奏があるんだな、と。
そして「Riddle Song」などの歌を聴いて、その気持ち良い歌に浸り込んだのです。
その頃に貰っていたお小遣いをはたいて、次々とドク・ワトソンのLPレコードを買いました。

 

それと合わせて、各種の日本語のフォークや、アメリカのフォークのレコード。
オリジナル・カーター・ファミリーの10枚組のLPレコードを買ったのも結構な英断だったかな、と思います。
「永遠の絆(Will th Circle be Unbroken)」は、NGDB(ニッティ・グリッティ・ダート・バンド)のセッションのレコードで聴いたから、曲はわかっていました。
なぎら健壱さんもリサイタルで日本語で歌っていたし。

並行して、ナターシャセブンのLPを何枚か買いましたが、107シリーズの2枚目のバンジョーの教則。
これの影響は大きかったな、と今でも思います。
何せ、ギターでスリーフィンガー奏法をしても、ちょっと油断するとバンジョーのスリーフィンガー奏法をする時みたいに、薬指をギターのボディにつけている時が、今でもある位ですから。

ナターシャセブンの何が助かると言って、やはり英語などのフォークのメロディーを高石友也さんの訳詞で「日本語で歌える」事ですね。
ギターも初心者、歌は人それぞれだけど、歌詞も英語でという難関のうち、歌詞が日本語で楽になるんですから。

さて、アコースティック楽器が好きと言いつつ、エレキギター、エレキベースも所持しています。
エレキギターはGrecoの「EG 600」という型式のもの。

恐らく、型式からして新品で六万円だろうと思い、ネットで確認したら、やはり定価六万円でした。
私が中古で五万円で購入したのが、30年位前だと思う。
数年前に、オクターブチューニングの調整がどうにも手におえず、楽器店へ。
前の持ち主がメチャクチャな調整(?)をしたための問題だったようです。
調整してもらって、かなり良いコンディションになりました。

そこでお店の人に、ふと興味がわいて質問。
私「このギター、仮に綺麗にお店でメンテして売るとしたら、値段は?」
店員さん「そうですね、十二万円か十三万円です」
え、ええーっ?そんなに高いの?思い切り古い楽器なんだが?
確認すると、木の質が落ちる前の品なので、この値段になるそうです。
もちろん、気に入っているギターだからメンテナンスしたんだし、手放す気はありません。
このギターでひずませた音の曲をして楽しんだこともあります。(エフェクターはGP-8を使用)
クリーンな音で「Cannonball Rag」を弾いたりして楽しんだりもします。
楽器との出会いも、人との出会いと同じで、縁があってウチに来たんだなぁ。

そういえば知人のギターの中古品を転売の仕事もしている人が、
「持ってるギター全部持ってきてよ」
と彼の商売のネタにする話をしてきた事がありました。
深く考えず、全部を持って行ったけれど、彼が転売したい楽器は見当たらなかったらしい。
全部持って帰り、その事を親父に話すと、ニコニコ笑いながら、
「この楽器たちは、お前(私)と離れたくないんだよ」
とステキな返事をしてくれました。その笑顔と楽器の様子が、とても嬉しかったなぁ。
そっか、お前たち、仮に傷んでもメンテして弾いてやるし、どうしようもなくても、家にいろよ。
お前たちは、私の家族も同然なんだもんな。

あまりギターのチューニングを変えないで、レギュラーチューニングで弾く事が、この所多いですね。
低い音から、ミ、ラ、レ、ソ、シ、ミ、と合わせます。(E、A、D、G、B、E)
昔は、色々なチューニングで特有の演奏をして楽しんでいました。
オープンDチューニング(D、A、D、F#、A、D)やオープンG(D、G、D、G、B、D)だとスライドギターで演奏とか。
オープンDチューニングで、フィンガーピッキングでポリス・ドッグ・ブルースなどを弾いていました。
それの一音上にチューニングした、オープンEチューニングも使う事があります。
耳で必死で聴きとって、それらしく弾いていたのですが、かなり良い線まで真似出来ていたと思います。
オープンDチューニングの演奏のお手本はライ・クーダーさんでした。

ちょっと変則的なチューニングですが、ドロップDチューニング(D、A、D、G、B、E)でTeach Your Childrenを弾く事もありました。
それから、ランディ・スクラッグスが演奏した「青春の光と影(Both sides Now)」は(D、G、D、G、B、E)のドロップG。
つまり、色々なチューニング、奏法を経験した上で、今はレギュラーチューニングを主体にしています。
レギュラーチューニングしか知らずに、レギュラーチューニングだけをしているのと、
色々なチューニングの応用ができて、レギュラーチューニングを選択しているのは、ちょっと違うんです。(^^)

複数の楽器をそれなりに(完璧な演奏は存在しない)演奏出来たら、何が出来るか?
一人で合奏、一人で多重録音バンドが出来るのです。
「一緒に演奏してくれる友達はいないの?」という質問があるかもしれません。
演奏者の友達?そんなモン、場合によるかもしれないけれど邪魔なだけですよ。
必要なのは(報酬を払って雇う事もある)欲しい演奏をしてくれる、言う事を聞く演奏者です。
こういう演奏にしたらどうだろう、という提案は歓迎だけれど、報酬を払っている側に決定権がある。

友達関係で二人以上、一緒に演奏すると、互いに意見交換して、合意したものしか演奏できない。
一人で多重録音するなら、意見交換の時間も節約できるし、演奏に難があっても、とりあえず作成。
YouTubeにアップしておいて、後日腕前が上がったら、差し替えればそれで良い。

やりたい音楽があるなら、打ち合わせとか、会議っていうのは単なる無駄。
(会社の仕事でも、本来10分で終わる内容の会議なのに2時間かかった経験者はいると思う)

私は色々な所で歌ったり演奏して来たけれど、困ったリクエストをされた事もあった。
そんなモンに媚びるために演奏技能を身に付けたわけじゃない。
もっとも、その場の雰囲気にあった楽しいリクエストなら、こっちも楽しくお請けします。

それから、楽しみで演奏しているのに、いきなり演奏している楽器のネックを掴んで文句を言われたりもした。
別に変な演奏をしたわけではないし、遊びで皆で弾いて楽しんでいた場である。(一緒に弾いていたヤツの仕業)
その時に自分が求められていた演奏としてはまともな音でした。

そういった事もあって、他人と組んで演奏するより、自分ひとりで演奏する方が好きになりました。
ライブに出るならギター一本の弾き語り。どこかに投稿するなら多重録音で音の厚みをつける。
必要な場合は、ちゃんと報酬を払って男性、女性の歌が上手い人に歌ってもらう事もする。
もしくは、ちょっと流行遅れになっているが、ボーカロイドを使う事も選択肢に入れる。
そういうスタンスにしてから、ストレスが一気に軽減され、楽器の練習や歌作りに集中できる様になった。

一緒に弾いていて、指図が出来るのは、その演奏のオーナーだけ。
バンドなら、バンドのメンバーに報酬を払っているリーダー。またはバンドに会場を貸しているオーナー。
オーナーはバンドの音がグダグダなら「下手くそ、帰れ」という権利がある。

自分が納得できる物を作るなら、報酬を払ってミュージシャンを雇うか、自分が必要な音を出せばよい。
生演奏で出せないフレーズなら、打ち込みで出して対応できればそれで問題ありません。
アコースティックギターを弾くのが好きなので、テイラーやマーチンのギターを好きな様に弾いちゃうんですよ。
という訳で、今回掲載の画像は、私も使っているマーチンのD-35というギターです。

私がヴァイオリン(カントリー音楽、ブルーグラス音楽なので正確には「フィドル」)を入手したのは25歳をかなりすぎてから。
それまでは、ギター(アコースティック、エレキの両方)を主軸に、バンジョー、マンドリン、エレキベースを弾いていました。
後は、その関連で、オートハープも楽しんで弾いていました。
つまり弦をはじく楽器。これらは撥弦楽器(はつげんがっき)に分類されます。
そして、新しく楽器を身に付けられるのは25歳まで、というホラ話(?)を覆す様に、ヴァイオリンを入手。
初級のクラシックヴァイオリンの教則本を買い、ブルーグラスのフィドルの教則本を買いました。
ヴァイオリンは擦弦楽器(さつげんがっき)に分類されます。

さて、当時住んでいた所で「ブルーグラス・ミーティング」という催しがありました。
フォークギターで参加させてもらったのですが、フィドルを弾いている人を見つけて近くに行きました。
弦のチューニングは、教則本に出ていたのですが、弓についている馬の毛をどの位の強さで張るのか、触れてみました。
あ、なる程ね、この位に張れば良いのか。納得、納得。

さて、ヴァイオリンを弾くのに、クラシックだと、アゴと肩で保持します。(補助に「肩当て」を使用する人もいます)
フィドルとして弾く場合も、そういう楽器の保持のしかたをする場合もあります。
ところが、フィドルを弾く人の中には、フィドルの胴体側を胸に押し当てて弾く人もいらっしゃいます。

私が試した範囲ですが、この楽器の持ち方だと、繊細なヴィブラートをかけるのは不可能っぽいですね。
それでも、これで演奏しちゃうの。おおらかだなぁ、と思います。
(「ブルーグラス」というより「オールドタイム」側の演奏者に、こういう持ち方の人がいらっしゃる様です)
これを律儀に、この楽器はこう持つ、とか、この曲のここには、このフレーズを入れろという窮屈なのは苦手です。
もっとも、そういう指図をする人がバンドのリーダーで、きちんと演奏料を演奏者に支払っているなら別です。
結構、いるんですよね。お楽しみで集まってみんなで遊んで弾いているのに指図して空気を悪くする人って。

高校時代、同じバンドのメンバーだった「ヤツ」が、偉そうに「ピアノは幼児の頃から英才教育を受けなきゃダメだ」と言っていた。
ジャズピアノも、クラシックピアノ教育を受けなきゃダメだと豪語していたが、その当人がピアノの英才教育を受けた経歴は無い。
ただただ、他のメンバーを「こきおろすためだけ」にそういう事を言ったので嫌悪感とともに「ヤツ」と書かせてもらう。

実際には、年齢相応の指導を受けるか、覚悟を決めて取り組めば、成人してからでも、楽器の習得は可能。
中学校の頃、かなりギターを独学で弾いていた私が、母親に「きちんとしたクラシック音楽の勉強がしたい」と希望。
その時には「ヴァイオリン教室に通いたい」と熱心に頼んだが「ギターがそこまで弾けるんだから」と却下。
実際は「お前の通うヴァイオリン教室に払うお金と楽器代がもったいない」というのが理由なのは明白だった。
そうでありながら当時、私の姉は名の通った先生の「クラシックピアノ教室」に通い、家にアップライトピアノがあった。
何なんだ?娘にはそういう教育をして、息子にはさせない、という性差別だな、うん。
挙句が「それじゃ、教室で習ってきたお姉ちゃんに、ピアノを習いなさい」という親。
教え方のメソッドも知らない姉に習って何になる?それならピアノを独占して独学で習得するさ。
それから、その年頃だと手の平のサイズでは、ピアノ教室でストレッチ等もしている姉の方が大きい。
要するに楽器演奏で、無理やり私を「落ちこぼれ(正しくは、落としこぼし)」にしたかった、という事か。
それから何十年も過ぎたのだが、姉はピアノなどの「楽器を弾かない人」になっている。
一方、私は偏りはあれども、ピアノやMIDIキーボードも弾くし、ギターなどの弦楽器もあれこれ弾いて楽しんでいる。
そう言えば、「高校を卒業したらクラシックギターの専門学校に行きたい」と親に言ったら、「その成績なら、国立大学に入れそうだから、そっちに行って欲しい」とねじ伏せられ、受験勉強を懸命にした結果、ちゃんと国立大学に浪人せずに入学できた。
さぁ、文句があるなら、言ってこいよ、両親も、姉、どっちもだ。(苦笑)
※父親は数年前に亡くなり、母親は介護施設にいるので、ケンカを売って来るなら姉だろうな(笑)

音楽との出会い、と言い換えても良いですね。
ある人にとっては、幼少期に無理やり通わされた、英才教育のクラシックの楽器教室かもしれません。
私は、自分にしっくりくる楽器との出会いは、中学校入学の時に、ギター(本当に程度の悪いクラシックギター)を弾き始めた事。
そしてそのギターに、知識も無かったので鉄弦を張って、壊してしまったのでした。
そうしてしまっても、惜しくない程度の物でした。何せギターのボディが木目ではなく白ペンキで塗装されていたんですから。

ただし、そのギターで一年間、クラシックギターの基礎を熱心に練習したのは、今も財産です。
曲がりなりにも楽譜が読めるし、TABも読めるのは、その時に努力した成果ですから。
そして、その後はまず父親に当時の中学生には良すぎるフォークギターを買ってもらいました。
ここで私のフォーク音楽への傾倒が始まります。
もしもエレキギターだったら、かなり違った道に進んだんだろうな、と思う次第です。
なお、きちんとしたクラシックギターとはこういう物です。

まずは、各種の民族楽器のお話しをします。
和楽器が、難物なんです。
流派ごとに少しずつ違いがあるので、説明ごとに「※諸説あります」と書かねばならない。
もしくは「※流派により、違いがあります。ご了承ください」ですね。
「一説に」とか「らしい」「よくわかってない」と書いて紹介していくことになります。

「楽器への招待」(柴田南雄さん著)という、私にとっての名著にも、そういう意味の事が出ていました。
それが生ぬるいと感じる愛好家の方から「それはわれわれの地方で・・・」というご意見を頂くとか。
この本、今でも手に入るんだろうか?と思ってAmazonで検索したら、中古で安く売っていました。
洋の東西を問わず、片っ端から楽器を写真入りで紹介して下さっています。
リュートがあるかと思うと、能管があり、バグパイプはあるし、ヴィーナ(インドの楽器)もある。
シンセサイザーも、本当に波形を合成する物が紹介してある親切さ。
私はたくさん弦がある楽器が好きなのでツィターの画像を見ては、欲しいなぁ、と思うのです。
気分はデビッド・リンドレイなんですかね、私?

お琴の仲間として筝(そう)が紹介してあり、これが「八十弦筝」というシロモノの写真。
作者すら、弾きこなせず焼失して復元品が現存するのみ、という楽器です。
参考までに、三十弦筝と八十弦筝の画像を見つけたので掲載します。

私が弾いて楽しんでいる、アパラチアン・ダルシマーやオートハープは、現物を見せて説明するしかない。
アメリカ民謡では、結構一般的なんだけどなぁ。
そういうのは、いずれYouTubeにアップする動画で紹介するかな、とも思います。
でもまぁ、アパラチアン・ハープ(オートハープ)は画像をお見せしておきます。

オートハープ、というのはこの楽器でございます。

ハイ、お気づきですね?これ、前に掲載した筝の左右反転状態に良く似ているんです。
こちらは、大まかに言って、一部を除き半音ずつずらして低音から高音に弦を張ってあります。
和音に不必要な音を石綿で消音して、歌の伴奏とか他の楽器と合奏します。
音程さえ合わせれば、習得は「しっかり消音」して「きちんと弦をはじく」だけ。
元々はイギリスからアメリカへ移民した人たちが讃美歌を歌う伴奏などに使用した様です。
きちんと弦をチューニングして、ピックでリズムを刻む楽器。
胸に抱えて弾く場合と、イスに座ってヒザに乗せて弾く場合がある様です。
かなり技巧を凝らした演奏もありますが、私はそこまではできません。
さて、アパラチアン・ダルシマーについては、また折を見て書くつもりです。
ハンマー・ダルシマーも好きなんだけど、と書くと、キリがないですね。

何かを身に付けるにしても、仕事をするにしても、思いっきり迷惑なのが「時間吸い」の皆様です。
「タイムヴァンパイア」と、ビジネス用語では言うらしい。
要するに、仕事に集中している時や、自分の次の用事の準備の時に、割り込んで、時間を食い潰す、困った人。
私の場合は、残念な事に母親がそれをしていた
(現在、母親は年齢から来る衰えのため、療養施設にいるので、状況は緩和されています)
母親は、頻繁に私に声をかけ、「スマホに娘(私の姉)から、何かきているらしい」(実は何もない)とか、
何でもない事で気分を害したらしく「ちょっとこっちへ来なさい」と呼ばれ、本当にちょっとならまだしも・・・
ほぼ丸一日、繰り言を言って、私の時間を食い潰した事も頻繁にありました。
これでは、ビジネス関連の学習書籍も読めないし、楽器の練習も難しくなってしまう。
コミックとか、雑誌の類は、脳の使い方が違う(悩まずにすっとばせる)のだけど、今の私に必要かというと違う。
ビジネスの学習と実践、それに必要な技術の習得楽器の練習、こういった事は、邪魔が入ると停滞する。

そう言えば、母親が療養施設に入る時のお金のやりくりとか、手続きを私と妻の二人でしたっけ。
その後、手続き疲れとそれまでの母親への対応の疲れで、寝込んだっぽい状態になりました。
それも落ち着いて、自分の事をしています。
継続してブログを書いたり、多重録音をしてYouTubeにアップしたり。
「時間吸い」が会社の上司なら、退職すりゃ良いんだが、母親を放り出す訳には行かない。
このあたり、弟のいない長男のツラい所だなぁ。
そして、今日も振替休日ではあるけれど、仕事をしていたのです。
途中で「スマホに娘から・・・」などという邪魔が入らないから、課題をやりきりました

あ・・・タイトルそのままだぁ!
動画で歌っている歌詞の一番だけは自分で用意していました。
ちょっとコレでは短いと思い、英語の原詩を確認したら、とんでもない内容。
そのままを訳しても歌うのはためらわれます。

という事でこの録画となりました。
ギター、バンジョー、フィドル(ヴァイオリン)にボーカルを重ねた多重録音です。
この歌詞なら、問題なく楽しんでもらえると思います。
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