今頃撮りためた大河ドラマ、光る君へ、を観ています。
これはなかなか面白いですね。
今日は9話目、散楽の人達が捕らえられたあとの話。
要するに、物取りで鞭打ち30のところを貴族が袖の下を渡したので、得たり賢しとて「相い分かった、皆まで言うな」とて罪人らを処刑してしまったということなのでしょう。
いつか誰かが言っていました
鎌倉期から数百年は、死刑という刑があっても、実際法によって死刑にされた人は居なかった、と…
箱根のおたまの話
https://www.hakonesekisyo.jp/db/data_inc/inc_frame/fr_data_03_02_01.html
現地の資料館で見た話では、
普通、関所破りで捕まった者は、
「お前は山中に迷って間違って関を超えてしまったんだよな?」
と言い含められて、もとに戻されていたとのこと。
麗しい事だと思いましたが、
この大河ドラマの道長も同じ精神だったなぁと思いました。
法と人情、法の上に胡座をかいて人情を無視して杓子定規に処して行ったら、いずれ破綻することになるのでしょうね。
彼らを殺したのは自分だ、と泣いたのは、役人の貴族に対する忖度を誘発せしめた自身の刑に対する無知を悔いたものでしたでしょう。