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先日、小学校の読み聞かせの現場に居合わせたら、左図の「おこだでませんように」という絵本を読んでいた。
聞くともなしに聞いていたのだが、途中からどうにも涙が止まらなくて困った。
絵本で泣かされたのは「かわいそうな象」以来ではなかろうか。
というわけで大変感銘を受けたので、早速アマゾンで買いました。中古で。
これを是非、カミさんにも読ませてあげたい。と思いましたが、その一方でカミさんには通じないかも知れないなぁとも思っていました。
何彼につけ、物語を読むと彼女はその物語(ストーリー)の中に入っていかない。私だったらこうだわ、私にしてみればナンセンスだわ 的なだめ出しをして、こっちが感動した、とか面白かった、という批評は全く意に介さず、ダメ出しをするのが己が任務であるかのごとくのたまうのである。
だからこの本の感想も敢えて聞かなかったが、娘達には読んで聞かせていた。
すると、娘いわく、
「この本知ってる! 前に夏休みの感想文の推薦図書だったけど、私違う本選んだから」
「夏休みの感想文を書いたらみんな売っちゃうんだろうね。だから中古本が出回ってるんじゃない?」
父は何となく、「どうだ、すごい作品だろう!?」 と驚かせたかったのだが、どうにも興醒めだ。
しかしこの絵本、先生がサラリーマン先生だったらそもそも物語になってなかったのではないか?
さっさと短冊を書け、ふん? 書いたの、じゃぁ早く帰りなさい! 今日も先生、帰りが遅くなっちゃうわ
なんつって、子供の発するシグナルを受け止めなかったら成立しないもんね。
まぁでも、私は買って良かったです。
例えば図書館で借りて、スキャナーで自炊して、HDDの中に画像データとしてあったとしても、
そしてそれをPCのディスプレイで見たとしても、これだけ感動するかどうか、疑わしい。
やはり絵本は 紙の、手で取って見れる 絵本でなければダメだ! と思いましたね。
小さいお子さんのいるお宅には是非お勧めです。
ダマサレタと思って読んでみて下さい。⇒「おこだでませんように 」借りたりとかして。
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