MMさん(20代男性、東京都在住)

 明宮さんの誘導により、ヒプノを受けました。

 先ずは簡単な質問による心のタイプ診断をしてもらい、次に軽くストレッチ。
 軽いストレッチなのに、意外に首・肩周りがカチコチになっていて、痛い!痛い!言いながら、身体をほぐしました。

 次に椅子にゆったり座り、明宮さんの言葉に誘導されながら、呼吸を落ち付けていき、リラックス状態になり、インナーチャイルドと対面。


<以下、催眠中のイメージの世界です。>

 インナーチャイルドの待つ小屋は、全く見たこともない木のお家でした。
 その家の扉の前に立ち、扉を開けると、インナーチャイルドは扉の陰で足を引っ掛けてやろうと足を出している。
 でも、あまりに小さくて、私はまたいでしまった。
 家の中はL字型で、全ての壁際にベンチみたいな長椅子があり、あとはほとんど目につくものはなかった。
 下を見るとまたいだインナーチャイルドがいて、姿かたちは、腕で輪っかを作ったぐらいの大きさの真っ黒くろすけ。
 毛玉のお化け?妖怪?妖精みたいなもので、手足は針金みたいなのが4本生えているだけ。

 まぁー、人間の子供が出てくるのかと思っていたら、なんだかよくわからないイメージが浮かんでしまい、でも、それが自分のインナーチャイルド(ありのままの素の姿)と言われるとこれが納得できるのも確かで、そのままにイメージを続けた。

 というのも、始める前に明宮さんから、頭で考えたりしないで、心が感じるまま、イメージが浮かぶまま、素直にイメージの世界に浸って下さいと言われていたので、それをそのまま受け入れた。

 そのインナーチャイルドに何かしたい事があるか聞くと、いたずらとか、追いかけっこ、かくれんぼがしたいと言うので、しばらく2人で遊んだ。
 ちょっと油断すると本気で足を引っ掛けられてしまい、何度か転んだ。
 油断も隙もありゃしない。
 子憎たらしいインナーチャイルド。

 しばらく遊び回り、疲れ、こいつは心許せる大人だと認められたので、2人で、森の中をお散歩して、木について、『あの木はこういう木なんだよ。』とか、草木の特徴をあーだこーだ話しながら、歩き、そろそろお別れの時間に。

 インナーチャイルドとのお別れがしっくりいかず、インナーチャイルドは森に住みたい様子だったので、森の中に犬小屋の倍ぐらいの小さな小屋を作ってあげた。
 するとその中に嬉しそうに入っていき、無事さよならができた。

<以上、催眠中のイメージの世界です。>


 短い時間で、なんだか、完全に夢物語ですが、明宮さんの診断では、身近な生活の場にもっと木とか、自然を感じれるようにする事、物作りとか、創作活動をするとストレス発散できるのではないか? という事だった。

 驚いた事に、私は昨日まで3日間、目的地もなく、ふらっと京都に行きたくなり、京都に着いてから、またもふらっと比叡山、鞍馬山に行きたくなり、山の中を歩き周り、樹齢数百年の杉に囲まれ、人の通らない森の中に腰を下ろして、ボーっとしてみたり、自然の中で心に浮かぶ言葉を書き留めて、詩を書いたりしていた。
 それによって、とても心がすっきりし、日常生活で知らず知らず溜め込んでいたストレスを発散する事ができた。

 明宮さんの診断はまさにドンピシャだった。

 催眠中は、眠る前のうつらうつら状態に近く、訳の分からないイメージがポンポン頭に浮かんで楽しいし、身体も心もかなり心地よく、覚めた後は数時間寝た後のようにすっきりして、気持ちがいいので、みなさんも一度体験してみてはいかがでしょうか。