日本の歴史に秘められた女神、瀬織津姫について、私なりに学んできたことから推測していきます。
『ホツマツタエ』によれば、日本はかつて、男性の天照男神と妻の瀬織津姫が統治する、富士王朝を中心に栄えたとのこと。
こうした説では一般に、藤原不等人が『記紀』編纂の際、持統天皇の正当性を高めるため、天照大神を女神にし、瀬織津姫が不都合になったので隠したとされています。
しかしながら『記紀』以外の、藤原氏が無視そして痕跡を消そうとした書物では、男性太陽神と地母女神との婚姻が多々見られます。
例えば女神アラハバキの夫で、ヒルのような姿の像で祀られるミシャグチも、元は蛇の姿で天を飛ぶ太陽神で、アラハバキの元に通ってくると考えられますが、そのイメージは三輪山の大物主や、『記紀』におけるヒルコ神にも通じます。
そして富士王朝における天照男神と瀬織津姫の婚姻のイメージとして、富士山頂に夕陽が降り立つ「ダイヤモンド富士」という、季節限定のパノラマが挙げられますが、これはメキシコの「チチェン・イッツア」遺跡で、春分の日と秋分の日のみに見られる「ククルカンの降臨」にも似た、季節の到来を告げるイベントと言えます。
では瀬織津姫と富士山がどう関連するのか。
富士浅間神社の御祭神、木花咲耶姫は、天照大神の孫である瓊瓊杵尊の妻とされますが、この夫婦も瀬織津姫と天照男神を隠す存在と言えるでしょう。
そして木花咲耶姫は活火山の女神ですが、同時に水を収める女神ともされます。
瀬織津姫はよく、河川や滝の女神として、一切の穢れを祓うと言われます。
『ホツマツタエ』では瀬織津姫が天照男神の正室で、各方位を司る十二柱の側室たちを統べる存在とされています。
そこには一つの思想として、雨水が地下水となって土壌や金脈やヒスイ鉱脈をめぐり、河川の水と合流して滝を流れ、そして海へと流れてまた雨水となって帰ってくるという自然のダイナミズムがあるのでしょう。つまり瀬織津姫は日本全土の河川ネットワークを滑る存在なのかもしれません。
富士王朝においてはまた、富士山の冠雪が神聖な水の頂点と見做され、その水が瀬織津姫の恩恵として日本中をめぐるイメージだったのではないでしょうか。
富士山にはまた「船津胎内樹型」という聖地となる洞窟があり、中に女神と男神そして普段は見ることのできないもう一柱の神が祀られています。
一般には木花咲耶姫と瓊瓊杵尊そしてもう一柱は仏像とされていますが、この三柱は瀬織津姫と天照男神そして夫婦の子供なのではないでしょうか。
つまり『記紀』が本当に隠したいのは、この子供の存在なのかもしれません。
そしてこれらの像が安置されている空間がそれぞれ「母の胎内」「父の胎内」と呼ばれていますが、どこかエジプトの「クフ王のピラミッド」内の玄室と呼ばれる空間にも似ています。
もしかしたら「クフ王のピラミッド」は、富士王朝信仰のコピーなのかもしれません。
瀬織津姫には「八十禍神」という別名があるという説がありますが、これは富士山が活火山だという事実に当たるでしょう。
このエピソードは『記紀』において、死せるイザナミが八雷をまといイザナギを追い詰めた物語や、木花咲耶姫が嫌疑を晴らすために炎の中で受死しながら三人の子供を産んだ物語にも重なります。
富士山の噴火はまるで、炎を生んで死神となった女神が、黒煙を噴き上げて天を覆い尽くして夫である太陽を拒み、災厄を起こす姿に見えたでしょう。
ここまで瀬織津姫について考察して気づいたのは、瀬織津姫が隠された理由が、単に持統天皇にとって不都合だったから、だけではない可能性があるということです。
GHQは神社などが秘めていた古文書を多数焚書したと言われますが、瀬織津姫を隠したい勢力が実はそれが目当てで、アメリカに負ける戦争をわざと国内から仕組んだのかもしれません。
それも明治政府による国家神道統合の延長線とも言えます。
またリニアモーター工事が、富士山水脈ネットワークを乱すという説があり、同時に伊勢神宮で磁気の異変や発光などの怪現象が多発しているとも言われます。
瀬織津姫を隠したい勢力は、国民からその恩恵を取り上げて、その力を独占しようとしているのかもしれませんよ。
そして瀬織津姫と天照男神の子供の存在も気になります。
もしかしたらその子供こそ、最近注目する人が増えている、国常立尊なのかもしれません。




