冬に石垣島に旅行に行ってきた時に、少しだけ貝拾いをしてきました。
自粛期間が続いていて出かけられない今こそ貝整理!と思っていたのですが、なかなか時間が取れず大分間が空いてしまいこんなタイミングに…。
貝拾いがメインの旅行ではなかったのですが、折角の沖縄なのでやっぱり海に行きたくなります。
晴れていれば冬でも青い空と海。癒されます。
ここではエラブウミヘビが砂浜を這っていました。
こんなに陸地をうろうろできるんですね、ちゃんと前を見て歩かないと危険!
他にもいくつかのビーチを訪れて写真を撮ったり貝を拾ったり。
暖冬だったからか、全体的に打ち上げ少なめでした。
日差しが強くて暑いくらいの陽気でしたが、風は涼しくて気持ちが良かったです。
ここでは打ち上がった何かの果物(アダン?)にベビヤド達が群がっていました。ごちそう祭り!
いくつかの浜を周りましたが、貝の収穫はもう一つというところでした。
北のビーチの収穫。
巻貝。
ヤキイモ、イトカケツクシ×2
イトカケツクシは色の濃い物と薄い物両方拾えました。
二枚貝。
ヌノメガイ、リュウキュウアサリ、ゴマフザル
リュウキュウバカガイ、ヒメニッコウガイ、ユウカゲハマグリ
マルオミナエシ、クロチョウガイ、カノコアサリ
ここは二枚貝の種類が豊富でした。
クロチョウガイは黒真珠を作る貝ですが、黒真珠も打ち上げで拾えたりしないでしょうか…。
モダマ。
綺麗な丸と、ほのかにハートのような形の2つが拾えました。
ツルツルで硬くてつい触ってしまう魅力があります。
西側ビーチの収穫。
大物。
キバウミニナ、イボソデガイの欠片、オオミノムシ
キバウミニナは大分くたびれていますが、この辺りならではの貝です。
イボソデガイには縁がなく、まだ完品を一度も見たことがありません…。
巻貝。
ナツメモドキ、ヨツメダカラ、ハナビラダカラ、サバダカラ
マダラヒラシイノミガイ、クロヒラシイノミガイ、チョウチンフデ、ヒシヨウラク
タカラガイ、今回はあまり良いものに出会えず。ヨツメダカラはいつかFDを拾ってみたいものです。
小さい貝たち。
コグルマ、フチヌイフデ、チリメンイモフデ、リュウキュウヒメカタベ
?、ゲンロクノシガイ、リュウキュウナミノコ?、クサイロカノコ
ゲンロクノシガイ、似たようなカラーリングの貝を拾ったことがあったような気がしたのですが、初拾いでした!
最後はリュウキュウダカラを拾ったお気に入りの浜の収穫。
大きい巻貝。
タケノコカニモリ、ニヨリムカシタモト、トラフクダマキ、?
オオシイノミクチキレ、トミガイ、カヤノミガイ、ベニマキガイ
ニヨリムカシタモト、最初はオハグロガイのボロだと思ったのですが、殻が随分薄いので別種だと気が付きました。
右上のミノムシガイ科、微小貝データベースに載っているミナハサタイワンミノムシという貝に似ていますが、日本でも拾える貝なのかどうか…。
中くらいの巻貝。
シイノミクチキレ、ネコノミミクチキレ、カバスジツクシ、ミノムシガイ、カバスジコンツクシ
リュウキュウダカラ?×2、チュウクワノミカニモリ、ハシナガツノブエ、?
カバスジツクシで検索すると全然別の貝が出てきますが、近海産第2版では「Vexillum suluense」という学名の貝にカバスジツクシという名前が振られていました。
以前はこの貝がカバスジコンツクシという名前だったような…?
また、今回近海産第2版でカバスジコンツクシと記載されている貝も拾えたのですが、こちらの学名は「Vexillum michaui」となっていました。
それぞれ学名で検索すると同じような貝が出てくるので間違ってはいないと思うのですが、和名は何でこんなに混乱しているんでしょうか…。
小さめ巻貝。
マメオトメフデ、チュウクワノミカニモリ?、?、カノコダマ
ヒトスジツノクダマキ、オキナワキヌヨフバイ、トゲムシロ、ヒメオリイレムシロ
前回来た時に拾えた貝が今回も結構拾えました。
トゲムシロは小さいながらも好きな形です。
微小貝とウニ。
スソグロクチキレ、クワノミカニモリの幼貝?、コトツブ、ハナゴウナ科の何か?、ホソヒメネジガイ
ハナキサゴ、?、ケボリコシボソクチキレツブ?、ヌノメシャジク科の何か?、?
マルマメウニ
ハナキサゴの右の貝、スソキレガイのように切れ込みが入っているのですが、こんなにカラフルなものは見つからず…。
二枚貝。
オイノカガミ、カワラガイ、リュウキュウナデシコ、オオユキミノ
ダイミョウガイ、タママキ、カブラツキガイ
ウロコガイ科の何か?、ヒラザクラ、ハスメザクラ
ここは二枚貝も大量に落ちているので厳選して拾ってきました。
でもいつも帰ってくるともっと拾って来れば良かったと思ってしまいます。
最後に、今回の旅行では石垣島から鳩間島に渡ってぐるり一周してきました。
漂流物(ゴミ)が多いものの貝の打ち上げはほとんどなし…。
シャコガイや貝の化石が露出している場所を発見!
生き物もじっくり見たかったのですがあまり出会えずでした。
このヤドカリたちはサンゴヨコバサミでしょうか。
この島には道にも海岸にも小さな黒い丸いものがコロコロ落ちていたのでなんだろうと気になっていたのですが、犯人?を発見!
鳩間島はヤギが多く生息しているそうで、黒い丸いものはヤギのフンだそうです。
絶対に取り出せなさそうなところに埋まっているヒメシャコガイ。
寄り道しなければ歩いて1時間くらいで島を一周できるでしょうか。
途中にはお店も自動販売機もないので、飲み物の準備は必須です!
貝拾いメインではないと言いつつ、折角沖縄に行ったなら貝拾いせねば!ということで、結構しっかり貝拾いしてしまいました。
でも収穫は全体的に少し物足りない感じだったので、この後改めて貝拾いメインの遠征をすることに…。
その記事も近日中にまとめようと思います。