人口が一人減ることに立ち会ったこと 一月十三日に、親父が入院との知らせで田舎へ馳戻った 御袋は看病疲れで、グロッキー寸前だった 病院通い40日めの二月二十一日、親父は旅立った わたしは喪主として、納骨まで立ち会った 親父は、昨年自分で墓石まで作っていた 親父の旅立ちに際して、わたしは何の苦労も無かった 『孝行したい時には親は無し』とは言うけれど、正にその通り 82歳になる、残った御袋には出来る限りをつくしたいと思う