表現不可のこと | 蓼食う虫も好き好き

蓼食う虫も好き好き

自分が何科のなんという虫かはわかりませんが、時々見つけた蓼を齧ってみたいと思います



   前置きとして、この7月30日から重い腰に別れを告げた

   度々登場した帰国したタイ人の親方の下で働いていた若人たちに乞われて

   再び太陽の下で労働に勤しんでいる



   さて、おとといのことだ

   その若人のひとりが、地図を指さして

   「明日はここでバーベキューだ」という

   その場にいた無関係の日本人も含めてだれもが、

   『牛久沼』だと思った


   昨日

   午前8時ころ埼玉県の東端の町を2台の車を連ねて出発だ

   (運転はわたしと、知人の日本人)

   出発する直前になって、若人が古河市で友人を拾っていくという

   わたしが先行していたのだが、

   若人が『家は判るので、近くへ行ったら説明する』という

   わたしは国道4号線バイパスを古河市へ向けて気持ち良く運転した


   途中頻繁に若人に来る携帯での会話に耳を傾けていると、

   なにやら、『さって』という言葉が混じる

   
   いやな予感は的中し、友人宅は幸手市にあった

   おまけに、行ったことがあるというのに、

   場所を説明する方も、説明される方も一向に要領を得ない

   
   わたしら日本人が口をはさんでも、ああでもないこうでもないと

   喧々諤々で、

   結局その友人宅に着いたのが10時半頃

   それから牛久沼を目指したはずだった


   わたしは乗り換えで、その友人の車の運転を仰せつかったのだが、

   ナビに登録してあるので従ってくれということで、

   それなら楽ちんジャンと気持ちよく運転した


   $蓼食う虫も好き好き

    魚は現地調達であった

    この竹はてっきり銛にするのだと思ったら、意外な使われ方をした



   途中その友人に度々入る携帯の会話に

   『みほむら』が混じりだした

   おい、ひょっとこいて牛久沼でしこたま騒いで疲れた後に

   『美浦村まであしを延ばしてくれ』じゃああるまいなあ・・・

   と心配の必要も無かった


   ナビの指示経路が途中からどうもおかしい

   恐る恐る聞くと、案の定目的地は『霞ヶ浦』だった

  
   『牛久沼』ならぬ、『霞ヶ浦』に我々が到着したのはかれこれ午後の2時ころであった

   別の用事があるので現地で合流しようということで別行動をとった

   もう一台は、ご苦労なことにほんまに『牛久沼』に向かってしまった


   連絡以前の問題で、タイ人がそもそも地名という認識に欠け、

   しかも共有化できていないので、

   われわれ日本人はとんでもない踊らされ方をしてしまう


   本当の目的地がどこで、地名がわかった時点で、

   われわれ日本人同士で連絡を取り合い、

   もう1台が現地にたどり着き、バーベキューが始まったのは午後の3時過ぎであった


   そして、限のないのんべんだらりのパーティーは夜の11時過ぎまで続いたのであった