6月11日米国下院がブッシュ弾劾決議案を可決 -> Click
参考までにアメリカにおける弾劾裁判について引用しておく。
米国では大統領以下すべての連邦文官が弾劾裁判の対象になリ、下院の弾劾訴追を受け上院で開か
れる。大統領の場合は最高裁長官が裁判長に就任し、下院の代表が検察官役の訴追委員をつとめ、
上院議員全員が陪審員役となる。評決で訴追条項のうち1つでも、出席議員の3分の2以上の「有罪」
表明があれば大統領の罷免が決定する。議員の過半数の同意で裁判を途中で打ち切ることもできる。
ホワイトハウスの元実習生と「性的関係」を持っていたというスキャンダルに関わる「偽証」と「司法妨害」
をめぐって行われたクリントン元大統領弾劾裁判は(捜査と弾劾手続きの13カ月に及んだ)、米国史上
2回目となった(99年2月12日の採決の結果、「有罪」は必要な3分の2に達せず「無罪」に終わった)。
米国最初の大統領弾劾裁判となったのは、第16代大統領のリンカーンが暗殺されたため、副大統領から
繰り上がって就任した第17代のアンドルー・ジョンソンである。このとき(1868年-明治元年-)の裁判
では1票差で「無罪」の判断が下ったが、その理由は、南北戦争後の南部改編をめぐる政策で、ことごとく
議会と対立した点を問われたことにあった。
たむたむページ 用語解説-法律篇より
ひじょうにわかりやすい。
不勉強なので、弾劾決議と訴追の関係はちと判らないが、いずれにせよ明確でわかりやすい。
それに引きかえどこかの国では、二院のうちのある片方では議決されても法的な拘束力がないため、
無視を決め込むという暴挙にでることができる。
そして、議決のあったその日にはこういう行動をとっていたらしい。 -> Click