最近で面白かった本を紹介する。
特に認識を新たにさせられたのがこれだ。
国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫 さ 62-1)
例の鈴木宗男氏と連動していた元外務官僚佐藤優氏の、彼曰く国策捜査の話。
失礼ながら、わたしは生理的に佐藤氏を受け入れられなかったのだが、
その後も彼の言動を見て、非常にきれる御人だと再認識。
たまたま時宜的にいい時に読んだので尚更感銘を受けたのがこれ。
亡国のイージス 上 講談社文庫 亡国のイージス 下 講談社文庫
福井晴敏氏の作品だ。
「ガンダム」関連でご存じのひともいると思うけど、わたしはそれは後で知った。
とにかくイージス艦の衝突事故の直後に目にして読んでだのだが、
船上での様々なやりとりと、何といってもそれに対する丘の対応なんぞ
現実とリンクするところが多々あり、「ふ~ん」と思わされた。
福井氏の作品でもう一作。
これも現実への深い洞察力が生んだ作品だと思う。
これを推奨した大沢在昌氏もやはりたいしたもんだ。
次は幸田真音氏の作品。
銀行や証券会社を経験した氏ならではの切り口だ。
TVやラジオにも露出しているので、ご存じのひともいるだろう。
おまけ