『大草原の小さな家』第2シーズン 「町一番の金持ち」 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

ハンソンさんのところで、2ヶ月間かけて働いた注文主の会社が倒産してしまいました。お金が入らなくなってしまったのです。それまでに、チャールズは、オルソンさんにつけでの買い物を頼んでいて、金額はかなりのものになります。卵を売りに行ったキャロラインは、ハリエットに嫌みを言われて、今週末にはお返しします、と言ってしまいます。

 

ハンソンさんのところから、今週末までにはお給金が入ると信じていたのです。しかし、入らないことがわかり、意気消沈する一家。もう一度、オルソンさんのところにつけで売ってもらうように頼みに行きますが、ハリエットはこの前侮辱したことを謝れ、と言ってきます。口ごもるキャロラインを見て、チャールズは怒って、妻に乞食のような真似はさせられない、とキャロラインを連れて店を出て行きます。チャールズは、鍛冶屋さんのところの馬小屋の掃除や、他の人の家の灌漑づくりの仕事を得て、一生懸命働きます。一方、メアリーは仕立屋のウィプルさんのところで仕事を得ます。しかし、学校を休んで働くなんてとんでもない、とチャールズは怒りますが……。

 

 

これも、大好きなエピソードです。

 

あの父さんの名言が聞ける回です。

「君と結婚してひとつだけ後悔していることがある。二度と君にプロポーズ出来ないことだ」

きゃ~、なんて、ロマンティックなんでしょう。

 

結婚してから、夫にこの言葉を何度も言い聞かせ、「私と結婚して何か後悔していることはない?」と言葉を向けると、「あるよ。二度と君にプロポーズ出来ないことだ」と言うように、夫を躾けました(爆)。

 

 

泥だらけになって働いている父さんの悪口を言われてショックを受けるローラ。

 

 

宿題が出来ないのは、実はノートが買えないからだと知り、ビードゥル先生はノートを買ってくれます。

 

 

学校を休んでウィプルさんのところで働いているメアリーが、お給料日に、お給料のことをすっかり忘れているウィプルさんにお金ください、って言い出せなくて、困っているところ。そして、「ローラ、1ドル70セントよ!ローラ、1ドル70セントよ!」と駆けていくところ、いじらしかったですね。

 

泥だらけ、汗だらけになって働いている父さんを見ると、あの幻の主題歌を思い出してしまいました。

 

みんなで働いて得たお金で、堂々とオルソンさんの店に行きます。借金を返して、色々な買い物をするのです。みんな、日曜日のドレスを着て、おしゃれしていきます。

 

 

 

 

「うちの子供たちにも、見習わせたい。君は町一番の金持ちだよ」と言ったオルソンさんの言葉が心に残ります。

 

 

 

さて、何かとメアリーと縁の深いウィプルさんを演じているのは、クイニー・スミスという女優さんです。

1898年9月8日生まれ。ウィプルさんの名前は、アマンダです。『朝はまだ来ない』『偉大なルパート』『大都会の青春』などに出ている他に、『F.B.I.』『署長マクミラン』『ラブ・ボート』などにゲスト出演しています。仕立屋さんだけあって、おしゃれで上品な方ですよね。

 

お若い頃の写真がこれ。

 

 

う~ん、美人ですね。ウィプルさんは、これからも出てきますから、お楽しみに。