『大草原の小さな家』「オルソン家の出来事」 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

ある日、キャロライン母さんがオルソン商店に卵を売りに行ったら、オルソン夫人から、「こんな卵じゃ、相場より安いですよ」と言われてしまいます。オルソンさんが割って入って、「十分に良い卵だ。これからは、私が卵の値段を管理する」と言って、ふたりは言い合いを始めてしまいます。挙げ句、オルソン夫人は卵の入った籠をオルソンさんの頭にぶちまけてしまいます。オルソンさんは卵だらけ。キャロラインのその話を聞いたチャールズは、笑いこけますが、キャロラインは、喧嘩の原因が自分にあるような気がして気にします。喧嘩がどんどんエスカレートしていくオルソン夫妻は、ついに、オルソンさんが家を出てホテルに泊まり別居状態に……。

 

いやいや、オルソンさんの日頃の我慢が爆発する回でした。オルソンさんはなんでハリエットの言いなりになっているのかわからなかったのですが、さすがにあれだけ言われたら、爆発しますよね。激しくオルソンさんに同情です。大体、あんなに良い人のオルソンさんが、どうしてハリエットみたいな人と結婚したのか、世界の七不思議ですよ。

 

それでも、なんとか夫妻の仲を取り持とうと、何人もの人が奮闘します。気の毒なのは、ハンソンさん。ドクターの悪巧みに乗って、オルソン夫人に小麦を頭からかぶせられてしまいます。

 

メアリーは、ネリーとウィリーが可哀想だと言い、ローラにふたりに優しくしてあげよう、と言います。ローラは渋々承知します。大好きなメアリーは、さすがに優しいですが、ここはローラに一票ですね。確かに両親が別れようとしている子供たちは可哀想ではあるものの、あれだけ虐められたネリーやウィリーに優しくは出来ません。ネリーは手紙を書くから返事を書いてね、と言い、メアリーは書くわ、と言いますが、ローラはどうだかわからない。正直ですね(笑)。そして、メアリーがネリーの肩を抱いたのを見て、ウィリーの肩を抱きますが、突き飛ばされます。やれやれ。

 

このエピソードは、確か修学旅行の旅館で見た覚えがあります。遙か昔の話ですが、それだけに思い入れも多い話。さてさて、オルソン夫妻はどうなるのか。