夕食時に、見たいTVを放映していないので、うちは食べながら録画したものを見ます。

 

橋田壽賀子の『心』に始まって、『オレゴンから愛』、『道』、『ほんとうに』と来て、今は『Gメン’75』を見ています。『Gメン’75』は、母が倉田保昭が好きだし、私が夏木陽介が好きなので、双方の利害が一致して、楽しんで見ていました。他にも、母のために、『逃亡者』や『ローハイド』を用意してあります。

 

でも、ふと母が本当に一番見たいものは何なのかなあ、と考えた時、『大草原の小さな家』じゃないのかな、という答えが出てきました(自分が見たいんだろう!自分が!!)。大草原は、私が子供の頃から、両親と私と3人で全話見てきました。こんなこと言ってはおこがましいけれど、今思うと、母はドラマの中の父さんや母さんに自己投影して見ていたのではないか、と思うんですよね。母にとって、私は初めての子育ての対象で、思い悩むところも多かったと思うんです。父さんや母さんは、子育ての仲間だったんじゃないでしょうか。

 

といういうことで、早速、まずパイロット版の「旅立ち」と、第1話「すばらしい収穫」を見てみました。どっちも何度も見ていますが、特に「すばらしい収穫」は、一番好きなエピソードで、何度見ているかわからない。ランドン父さんが亡くなった一番つらかった時に、追悼して見たのはこのエピソードでした。毎度毎度見るたび、泣いているから、今度は夫や母の前だし、泣かないぞ!と決めていたのに、小麦袋を見ただけでついほろりとしてしまいます。今回も、結局、鍛冶屋さんが歩いてきたところで、嗚咽が始まり、ハンソンさんやベイカー先生、オルソンさんなどが集まってきた時には、もうボロボロ泣いていました。これ、パブロフの犬状態ですね。

 

ということで、これからは、大草原とGメンを交互に見て、逃亡者やローハイドもその後に見て、全部見終われるまで、母には元気でいて欲しいと思います。