昨日、母からびっくりすることを聞きました。

 

巨人は、その昔、名古屋に来ると、御園旅館というところに宿泊したそうです。その御園旅館の経理を、うちの父がしていたので、なんと父は、王や長嶋と何度も会ったことがあるというのです!もうびっくり。そんな話、父の存命中に聞いたことがありませんでした。王も長嶋も、大スターだけれど、全然威張ったところはなかったそうです。これには、感心。巨人大鵬卵焼き(時代が古すぎる?)とも言われた巨人の、それも特に大スターのふたりが、ちっとも威張ったところがなかったとか。私は申し訳ないですが、巨人が好きではないのですが、これには、心底感心しました。ただし、王と長嶋のサインは、旅館の帳場さんが書いていたそうです。つまり、サインは偽物だったんですね。今、サインを持っている方、残念!

 

それからこんなこともあったそうです。父が、社長(違う会社の社長だけれど、父のことを可愛がってくれた人。クリスマスには、当時で5000円もしたホールケーキをくれました。あの美味しさは、今まで食べたどのケーキにも勝ります)たちと飲みに行っていたところに、岡晴夫一行がいたそうです。お酒が入った社長が、女将に「岡晴夫を呼んでこーい」と困った要求をしたそうなのですが、なんとまあ岡晴夫本人が、その場に現れたのです。これまた、♪は~れた空、そ~よぐ風~で一世を風靡した岡晴夫は、なんとも低姿勢な人だったんですって。お客の無茶な注文にも、応えてくれる人。はあ、大スターなのに、凄い。

 

その時、父が結婚していたのかどうかはわかりません。もし結婚していたならば、レコード持っているほど岡晴夫が好きだった母のために、サインをもらってこれば良かったのに。

 

父が生きているうちに、いろんなことを聞いておけば良かったです。

 

マイクからこんなに離れているのに、この声量。昔の人は凄かったですね。