アメリカ人俳優のトリート・ウィリアムズが現地時間6月12日午後、バイク事故に遭い死去しました。享年71。

 

代理人によると、バイクに乗っていたトリートが右折か左折かをしようとしていたところ、車に巻き込まれたとのこと。代理人は「わたしはただ、打ちひしがれています。彼は本当にいい人でした。とても才能がありました。彼は俳優の中の俳優で、フィルムメイカーたちは彼を愛していました。彼は1970年代後半からずっとハリウッドの中心的存在でした」と悲痛に語っています。

 

トリート・ウィリアムズは、1951年12月1日にコネチカット州に生まれました。76年の『鷲は舞い降りた』で映画デビュー。79年のロックミュージカル『ヘアー』のヒッピー役で一躍脚光を浴びます。84年の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『欲望という名の電車』『ゾンビコップ』『デンバーに死す時』『さよなら、さよならハリウッド』そして、98年の『ザ・グリード』などが代表作です。2000年以降は、『127時間』などにも出ています。

 

 

 

TVでも活躍しており、2002年から、『エヴァーウッド 遥かなるコロラド』に医師のアンディ役で主演しました。丁度、TVがアナログからデジタルへ変わるときで、うちのTVが壊れてしまったため、一足早くデジタルに変えたところ、BS民放で、このエヴァーウッドに出会い、見ていました。ところが、シーズン1の最終回、生きるか死ぬかの場面で番組が終了してしまい、今でももやもやした思いが残っています。ドラマ自体は、とても良いものでした。

 

 

『ブラザーズ&シスターズ』のシーズン1では、ノラ(サリー・フィールド)の相手役としてゲスト出演。『レバレッジ

 ~詐欺師たちの流儀』『シカゴ・ファイア』『ホワイトカラー』など、沢山のドラマにゲスト出演しています。

 

私の心に一番残るのは、やはり『ヘアー』です。あのヒッピーの姿と共に、「アクエリアス」の音楽が流れています。『ブラザーズ&シスターズ』に登場したときは、懐かしかったです。あの、トリート・ウィリアムスが、まだ若いのに……。悲痛です。

 

安らかにお休みください。