1998年のオスカー受賞式。作品賞は、『恋愛小説家』。主演男優賞は、ジャック・ニコルソン。主演女優賞はヘレン・ハントだった年です。

この年に、過去にオスカーを受賞した人々が集まった、壮大なオスカーズファミリーアルバムという催しが行われました。クラシックスターから、最近のスターまで、色とりどりにスターが集まったそれは、ビッグな集まりでした。

 

出演者で、一番お年を召していたのは、多分ルイゼ・ライナーだと思います。1910年生まれの彼女は、36年の『巨星ジーグフェルド』と翌37年の『大地』で連続して主演女優賞を受賞しました。亡くなられたのは2014年。104歳没。大変長生きをされました。

 

グレゴリー・ペック様が、一際大きな拍手を浴びたと思ったのは、身びいき?いえいえ、それだけじゃないと思います。彼は、アカデミー賞会長を務めていたので、それだけの人格者として賞賛を浴びていたのだと思います。

 

他にも、懐かしい顔としては、ジェニファー・ジョーンズ、テレサ・ライト、シャーリー・ジョーンズ、カール・マルデン、アーネスト・ボーグナイン、チャールトン・ヘストン(その後にまた脚光を浴びることになりますが)…………。

 

私、このシーンをリアルタイムで見ていたんです。アカデミー賞授賞式は、高校生の時からずっと見ています。このシーンをリアルタイムで見た時は、狂喜乱舞しました。だって、涙が出そうなほど、懐かしい人がいっぱいだったんですもの。

 

少し長いビデオですが、是非映画がお好きな方はご覧ください。虹の彼方に渡った方々が、にこにこ笑顔で出ていて、見ている方は涙が出てきますよ。