俳優のチャールズ・グローディンが5月18日に逝去しました。享年86。
親しみのある俳優だっただけに、淋しいです。
リー・ストラスバーグに師事して、アクターズスタジオで勉強を始めます。その後、舞台で活躍し、70以上の舞台に出演。演劇賞もいくつか受賞します。
自らオフブロードウェイの作品も手がけることになりますが、67年『卒業』の主演をオファーされますが、これを断ります。沢山のTV出演を経て、『ローズマリーの赤ちゃん』で映画デビューしました。
『ふたり自身』では、ゴールデングローブ賞にノミネートされています。
彼の作品で一番好きなのは、なんと言っても『ミッドナイト・ラン』。強面のロバート・デ・ニーロとの珍道中を描いたこの作品は、面白くてまさしく佳作です。人気の高かった映画です。
92年の『ベートーベン』では、一家のパパ役。ベートーベンは犬のことで、いつもパパさんは振り回されるのです。この映画もヒットし、続編が作られました。
96年には、自身のTVショーを持ち、お茶の間の人気者に。00年からは、CBSの『60 Minutes II』で、政治評論家として活躍しました。
晩年まで演劇活動でも活躍しましたが、癌との闘病の末、亡くなられました。
いつも笑顔をくれる人でした。安らかにお休みください。