フランスの女優マリー・ラフォレが11月2日、逝去しました。享年80。


 

デビュー作は、『太陽がいっぱい』。モーリス・ロネの婚約者役で、アラン・ドロンが心を寄せる女性。ドロンが、マリー・ラフォレの手を取ってキスするシーンは、今見るとゾクゾクします。何で今見ると、なのかというと、この映画初めて見たのが小学生の時だったので、わからなかったんですね。ドロンのハンサムさも、わかっていなかったです。



この大ヒット映画で、一躍人気者になります。





ヌーヴェルヴァーグの映画監督ジャン=ガブリエル・アルビコッコと結婚、彼の監督作『金色の眼の女』などに出演しました。他にも、『素晴らしき恋人たち』『ジャガーの眼』『ティコ・ムーン』などに出演しています。



実は彼女、シャンソン歌手としても有名で、何枚もアルバムを出しています。それどころか、アニマルズやストーンズも歌うというから、驚きです。




舞台や、朗読公演もこなし、大変多才な人だったみたいです。



1963年11月5日に、『スター千一夜』に出演していたというから驚きです。どなたか、ご覧になった方、ありますでしょうか。



まぶしい空の輝きと、野心でギラギラしていたアラン・ドロン。嫌な奴だったモーリス・ロネ。そこに紅一点だった美しいマリー・ラフォレ。そして、あのもの悲しい名曲。すべてが揃ってこその、『太陽がいっぱい』でした。永遠に残る名作です。



安らかにお休みください。






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