ベンゲル監督お疲れさま  | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

アーセナル監督として、長期政権を敷いてきたアーセン・ベンゲル監督が退任されることになりました。22年監督を続けたんでしたっけ?凄い年月ですよね。



ベンゲル監督を知ったのは、名古屋グランパスの監督になった時。あの頃は、今のような険しいお顔ではなく、柔和でハンサムだったので、まあ、なんてハンサムな監督さんなのかしら!と、一気にファンになりました。ストイコビッチ擁するグランパスを一躍強豪に押し上げてくれて、天皇杯で優勝した時、嬉しかったなあ。お正月でしたから、それこそ、春から縁起が良い話でした。でも、任期の途中で行ってしまって……。Jリーグと、ヨーロッパのリーグとは、リーグ開催期間が違うから、途中で見捨てられた気がして、悲しかったです。



ベンゲル監督は、フランス代表にも大きな関わりがある人。モナコで、私の大好きなエマニュエル・プティがお兄さんを試合中に亡くして、もうサッカーを辞めようかと思い悩んでいた時、説き伏せた恩人です。アンリもトレゼゲも、彼が育てました。そして、アーセナルで、そのプティもアンリもヴィエラもピレスも、大きな輝きを放ちました。やっぱり、アンリはアーセナル時代が一番輝いていました。プティも、でした。あの赤と白のユニフォームを着て、金髪ロンゲで走り回る彼は美しかったです。



無敗優勝は見事でした。アーセナルは、フランス人が多いし、好きなチームなので、アーセナル黄金時代は私にも嬉しいものでした。



そのベンゲル監督が、アーセナルを去ってしまいます。まだ、監督は辞めないということです。



さあ、どうしますかね、日本のサッカー協会。もう20年以上もベンゲル監督に代表監督になってくれと秋波を送ってきた協会です。2002年のW杯に向けて、ベンゲル監督を招聘したかったけれど、固辞されて、ベンゲルが紹介してくれたのがトルシエ監督でした。それはそれで成功だったと思いますけれど。きっと、日本の協会が猛アタックをかけると思います。日本代表監督になってくれたらなあ。ただ、ベンゲルが率いても、それについていける選手が何人いるか、という不安もあります。




フランス代表のデシャン監督の去就も注目でしょう。私はデシャンで文句ありませんが、もしデシャンが退く場合は、母国代表監督として一番に名前が挙がるのはこの人でしょうね。他には、やはり母国のパリ・サンジェルマンあたりも動く気がします。



まあ、どちらにしても、お疲れさまでした。グランパスを優勝させてくれてありがとうございます。これからの活躍を応援し続けます。