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SATURDAY NIGHT FEVER

1977年アメリカ映画 パラマウント カラー 119分

監督 ジョン・バダム

出演 ジョン・トラボルタ カレン・リン・ゴーニイ バリー・ミラー ジョセフ・カリ ポール・ペイプ ドナ・ペスコウ


 

ブルックリンで実家暮らしでペンキ屋で働くトニー(ジョン・トラボルタ)は、毎週土曜日に仲間とディスコに繰り出し、踊りまくるのが唯一の楽しみだった。トニーのダンスは、うまさで評判だった。そんなある日、彼はディスコで初めて見る女性の踊りに魅了され、彼女を、自身が出場するダンス大会のパートナーとして考え始める……。




世界中にディスコフィーバーを巻き起こした作品です。フィーバーって、日本では、この映画から使われるようになったのかも。ジョン・トラボルタは、この映画でスターになりました。そして、何と言ってもビージーズの音楽が秀逸。彼らの曲がなければ、ここまで大ヒットしなかったでしょう。



冒頭、黒い革ジャンのトニーが歩いているところに、「ステイン・アライブ」が流れます。ここで既に魅了されます。実のところ、トラボルタは趣味ではないのですが、このシーンは「ステイン・アライブ」が素敵で、トラボルタも素敵に見えます。



トニーは、もうすぐ20歳になる若者。実家暮らしをしています。両親は信心深く、神父になった兄のフランクを自慢しています。それに比べて、食費は入れているものの、パリッとしないトニーは、何かと両親と喧嘩になります。仕事はそこそこにやっているし、実家暮らしだから生活に困ることはないけれど、大したお金も持っていない。周りには、恐らく幼馴染のバカばっかりやっている連中。そんな彼らと、毎週土曜日になるとディスコに繰り出すことが、トニーの唯一最大の楽しみでした。踊っているときのトニーは、別人でした。実際に、トニーのダンスは素敵で、次から次へとダンスのパートナーを希望する女の子が出てきます。トニーは、ディスコではちょっとしたスターでいられるのでした。


トニーは、前回ダンス大会で組んだアネット(ドナ・ペスコウ)と組んで、再び大会に出ようとしますが、ディスコで新顔のステファニー(カレン・リン・ゴーニイ)に出会ったことから、彼女とのコンビを熱望するようになります。トニーに片思いを続けるアネットは、可哀想でしたね。


ステファニーは、トニーが今までに付き合ってきた連中とは全く違う人でした。上昇志向の強い女性。ベイリッジから出て、マンハッタンで暮らしたがっています。マンハッタンの上流社会は、彼女の憧れなのです。ベイリッジから出ていくことなど考えたこともないトニーには、彼女は大きな驚きでした。


見どころは、やはりダンス。ノリノリロックの派手なディスコダンスだけかと思いきや、ダンス大会では、もっとしっとりしたダンスも見られます。でも、やっぱりビージーズの「ナイト・フィーバー」に合わせて、右手を上げるあの決めポーズが一番でしょうか。



トニーの部屋の壁には、ブルース・リー、ロッキー、アル・パチーノ、そしてファラ・フォーセット・メジャースのポスター。この時代を感じさせます。



しかし、この映画を最初に見たときにはわからなかったことも見えてきました。トニーと仲間たちは、ラテン系の人たちと確執を持っています。そして、彼らはおよそお金には縁のない生活。将来のために貯金することも考えず、今が楽しければ良い彼ら。これからも、恐らくは何とか食べてはいけるでしょうが、それ以上はない生活を、彼らは送っていくのでしょう。だからこそ、ブルックリンブリッジで、彼らはバカをするのかもしれません。こうした彼らの生活、青春映画としての側面が良く描かれていました。


トレイラーです。