２０１３年６月６日、アメリカの女優エスター・ウィリアムズが亡くなりました。享年９１。
ハイスクール時代から有名な水泳選手だった彼女は、全米大学選手権で世界記録を樹立。４０年の東京オリンピックへの出場も有望視されていたそうです。しかし、スカウトの目に留まり、女優業に転身。
１９４２年に映画デビューします。１９４４年の『世紀の女王』でＭＧＭの看板女優のひとりとなります。４９年の『水着の女王』、１９５２年の『百万弗の人魚』など、次々とヒットを飛ばしました。彼女の映画は、ジャンルとしてはミュージカル。でも、水中レビューといった方がふさわしい映画でした。
プールに作られた絢爛豪華なセット。沢山の水着の美女が、プールで様々な演技を披露し、盛り上がったところで、じゃーん！と現れるのがヒロインのエスター・ウィリアムズ。水着姿の彼女が、ポーズをとった後に、プールに飛び込むというのがお約束のパターンでした。それらの姿は、『ザッツ・エンタテインメント』でも描かれておりました。
勿論、水泳選手だった彼女には泳ぎはお手のもの。そして、天性の美貌に恵まれたこともあり、４０年代後半から５０年代には、相当の人気を博しました。
ただ、水中レビューそのものの人気が低迷したのか、製作が打ち切りになり、１９６１年に女優を引退しました。
溌剌とした健康的な美女。彼女に抱くイメージは、ひたすらそういうものです。笑顔も綺麗な人でした。
安らかにお休みください。
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