You Tubeで物凄く懐かしい映像を見つけてしまいました!
昔々、とっても好きだった日本のドラマの『二人の事件簿』と『新・二人の事件簿 暁に駆ける』です。当然、『二人の事件簿』の方が先に放映されて人気が出て、『暁に駆ける』に至ったわけですが、私は『暁に駆ける』から入ったのでこちらの方がよりインパクトが強いのです。これは、1976年から77年にかけて放映されたドラマです。『二人の事件簿』は夜10時からの放映だったのが、『新~』では8時の放映に変わったそうなので、子どもでも見やすくなったのだと思います。
実は、友だちが『暁に駆ける』の大ファンでした。それで、いつもドラマのこと、特に彼女は高岡健二が好きで、彼のことを色々話して聞かせてくれ、興味を持って私も見るようになったのでした。放課後、校庭の指定席と名付けたところに座って、『暁に駆ける』やマンガの『はみだしっ子』、色んなことを語り合ったものです。懐かしき少女時代ですな…。
ドラマは当時流行っていた刑事物です。お金持ちのお坊ちゃんの宮坂伸彦(篠田三郎)と、恵まれない家庭に育った真樹一夫(高岡健二)は、学生時代からライバルで、二人揃って刑事となって同じ部署に配属されて、さらにライバル意識を強めながら、切磋琢磨して成長していくという話です。育ちも性格も全く違う二人は、何かと対立しますが、やがて仲間意識も強くなり、互いに認めたがらないけれどしっかり友情が育っていく過程が、見ていて微笑ましいものでした。篠田三郎も高岡健二も格好良くて、私はどちらも好きでしたね。子供心に好きだった人への思いというのは年月が過ぎても変わらないもので、今でも彼らの姿を見ると、心のどこかがキュンとします。
他のキャストも豪華でした。刑事課のボスが植木等で、さらにその上の竹脇無我も時々出てきたりします。先輩たちも近石真介(サザエさんのマスオさんの声の主を拝見して感動しました)、毒蝮三太夫など個性派が揃い、宮坂さんの婚約者で医師(検察医だったのかな?)の土田早苗も出ていました。特に、篠田、高岡両氏に負けないくらい素敵だと思ったのが、高岡健二が下宿しているところの側だったか同じ下宿だったか忘れましたが、とにかく御近所さん役の高橋悦史。と言っても、ただの近所のおじさんなんかではなくて、裏街道を歩いた経験があるために、若い刑事たちをそっと陰で見守り、何気なくアドバイスしたり、とにかく渋く格好良い人でした。再放送を一度見たことはありますが、何分子どもの時の記憶が主なので、勘違いもあるかもしれませんので、そのあたりはご容赦ください。
特に好きだったのは、いつも張り合って喧嘩ばかりしている篠田三郎が人質に取られ、彼を見捨てても一緒に人質に取られている民間人を助けるしかないような状況になった時、高岡健二が警察バッジを投げ捨てて、「絶対に宮坂を助ける!」と啖呵を切った話ですね。あれは、ジーンとしたなあ…。
主題歌の「暁に駆ける」は、ドラマに婦人警官役で出演していた牧美智子が歌っていました。とっても澄んだ綺麗な歌声なんですよね。今聞くと、心が洗われるようです。凱旋門など、世界各地でロケして世界のパトカーが走り回るというオープンニングも大きな話題だったようです。そりゃあ、今見れば古い作りのドラマなのかもしれません。でも、これを見て育った私には、全てが皆懐かしいです。DVD化を希望するドラマの一つですね。
ということで、オープニングです。この回のゲストに、「えっ!?」ですね。