ブライアン・ウィルソン トリビュートコンサート | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 昨夜、NHKハイビジョンでブライアン・ウィルソントリビュートコンサートが放映されました。ブライアン・ウィルソンは、ビーチボーイズのリーダーだった人です。ビーチボーイズと聞けば、何だか古めかしそうですが、彼らが多くのアーティストに与えた音楽的影響は大変大きかったようですね。一緒にバンドを組んだブライアンの弟さんたちは亡くなられましたが、彼の功績を称えて沢山のアーティストが集まりました。


 その顔ぶれは大変に豪華なものでした。ポール・サイモン、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、カーリー・サイモン、ゴーゴーズ、リッキー・マーティン。そして、ブライアンのお嬢さんたちのバンドであるウィルソン&フィリップス。


 クライマックスでは、ブライアン・ウィルソンを迎えてのステージとなり、バックコーラスでポール・サイモン、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエルが一つのマイクを分け合って歌う豪華さ。しかも、エルトン・ジョンとビリー・ジョエルは、手を取り合ってクルクル回って踊っておりましたビックリマーク


 昔の音楽は好きですが、ビーチボーイズは、明るい西海岸サウンドで、アイドル的人気を誇っていただけでは決してなかったのです。ポール・マッカートニーのメッセージも紹介されましたが、ブライアン・ウィルソンがこれらの新しい音楽を作ることによって、ロックの新たな一頁を開いたのですね。だから、今もブライアンは愛され、尊敬され、これだけのアーティストが駆けつけてくれるわけです。本当に豪華なコンサートでした。


 若かりし頃のビーチボーイズ。『Surfin' USA』です。




 こちらは、革新的だった『Good Vibrations』。