ミネソタ州の橋崩落 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 アメリカの大河ミシシッピに架かる橋が崩落したというニュースが流れました。ミネアポリスと対岸を結ぶ、現地では主要な高速道路だそうで、日々の暮らしに多く利用される橋ということだけに、被害の甚大さが懸念されます。既に死者が7名ということですが、多数の行方不明者が出ているそうで、車ごと沈んだケースもあるのではないかと思うと、何とも心が痛みます。何でこんなことになってしまったのか。金属疲労などとも言われますが、1960年代に出来た橋でもそうなるんでしょうか。橋って長生きというイメージが多いんですが。


 橋といえば、戦争映画ではつきものです。橋は物資輸送の重要拠点だけに、現地では橋を死守しようとし、敵国側は橋を爆破しようとします。『レマゲン鉄橋』『遠すぎた橋』、趣旨は少し違いますが『戦場にかける橋』などが浮かびます。一方、ドイツ映画の『橋』は、少年達が戦略上意味のない橋を守ることをわざと命令されたがために(少年たちを思う親心から出たことなのです)起こる悲劇を描いた悲痛な映画でした。それから、『カサンドラ・クロス』は、ナチスが捕虜収容所に捕虜たちを送るのにかつて使った古い橋がカサンドラ・クロス。橋と映画は切っても切れない縁がありますが、それだけ橋が生活に及ぼす役割が大きかったということでしょうね。


 かつてショウ・ボートが行き来したミシシッピ。『大草原の小さな家』のインガルス一家が暮らしたミネソタ州。ミネアポリスもドラマの中に出てきました。行ったことはない地ですが、名前だけは子供の頃からとても身近に感じた地です。それだけに、テレビに映る映像にショックも一入。せめて、これ以上被害が大きくならないように、と願うしかありません。



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