前回までの『プリズン・ブレイク2』第1回「逃亡者たち」MANHUNT | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 刑務所を脱走したマイケルたち8人は、早速フォックスリバー8として指名手配されます。自分たちの手で捕まえようと必死なベリックたちに対して、捜査にはFBIも乗りだし、微妙な勢力闘争も繰り広げられます。


 アブルッチの手配した飛行機に乗り損なったマイケルたちは、走って逃げ、丁度通りかかった貨物列車に乗り込んで追っ手を振りきります。マイケルが事前に手配しておいた倉庫を探し当てたベリックたちは、倉庫を包囲しますが、そこはもぬけの殻。マイケルは裏をかいて、墓地に埋めておいた服やお金など様々なものを掘り出し、着替えて民間人を装います。そこに遅れてやってきたFBI捜査官のマホーン。マホーンは、マイケルのタトゥーの秘密を探り当てて、そこからマイケルの行動を先読みしたのでした。遠くからマホーンを見つめるマイケルは、初めて自分の好敵手が現れたことを知ります。


 一方、リンカーンが殺したことになっていた副大統領、現大統領の兄弟の別荘に乗り込んだベロニカは、真実を明らかにすることを告げ、地元の保安官を呼びますが…。


 野に出た小人たち、ならず、野に出た囚人達は、広々とした地を元気いっぱい駆け抜けます(苦笑)。もう本当に元気いっぱい、いや追っ手から逃げるのに必死なだけなんですが。いざ野に出た彼らですが、アブルッチの手配が泡と消えた以上、頼るものはない、と思いきやさすがのマイケルは、細かい手配をしてあったのでした。まず、必要なのが衣服にお金。あらかじめ、フォックスリバーの近くの街に倉庫を借りるという偽装工作をした後、墓地に埋めてあった用具一式を掘り起こし、彼らは囚人服から一民間人に。マイケルに至っては、素敵なスーツを身につけますね。


 一方、ベリックたちの怒りは言葉に出来るようなものではなく、それこそ顔を真っ赤にしてマイケルたちを追いますが、今のところマイケルの頭脳が一歩リードの感。但し、FBI捜査官マホーンは、その明晰な頭脳でマイケルのタトゥーの秘密を探り出し、そこに刻まれた文字からマイケルの行動を読み始めるのです。こうなったら、マイケルとマホーンの頭脳勝負。走る、列車に飛び乗るなどの肉体勝負もありますが、頭脳勝負も相当大切な逃亡劇が始まります。


 マイケルたちと別行動になったティーバッグは、切断された手を持って、獣医のところに乗り込み、手をつけてくれと脅します。そして、自殺未遂を図ったサラは、命を取り留め、失意の入院をしています。リンカーン無実の証拠を握ったベロニカは、一人副大統領の兄弟の別荘に乗り込みますが、何とそこでとんでもない目に!最初から、びっくりさせてくれます。


 さてさて、第1シーズンから重要な役を担ってきた弁護士ベロニカ・ドノバンを演じるのは、ロビン・タニーです。第2シーズンが始まったと思ったら、いきなり降板かい!?という展開で驚かせてくれました。ニックもいなくなったし、司法の側から助けてくれる人は誰もいなくなってしまったわけです。ロビン・タニーは1972年シカゴ生まれ。シカゴアカデミーで演技を学び、92年の『原始のマン』に女子高生役で映画デビュー。はて、今となってはどこに出ていたか気になりますね。その後連続ドラマ出演などを経て、映画でも活躍。『エンド・オブ・デイズ』『スーパーノヴァ』などに出演。2000年の大作『バーティカル・リミット』では雪山で遭難するクリス・オドネルの妹役を演じて有名になりました。その後も『セイブ・ザ・ワールド』『パパラッチ』などに出演しています。2006年のスーパーマンスターの死の謎を描く『ハリウッドランド』にも出演しています。



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