世界水泳最終日 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

銀幕と緑のピッチとインクの匂い

映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 ということで、終わってしまいました、水の闘い。


 今日は楽しみにしていた男子400mメドレーリレーです。水泳競技ではいつもトリを飾る華のある種目です。しかし、アメリカの強さは予想通りでした。アーロン・ピアソル、ブレンダン・ハンセン、イアン・クロッカー、そして予想が当たった(笑)ジェーソン・レザック。世界記録こそ塗り替えなかったものの、群を抜いての圧勝でした。そんな中で日本も頑張りましたね。メドレーリレーのメダル常連国となりつつあるようで、頼もしい限りです。メドレーリレーは、国の総合力を問う種目で、一人だけスーパースターがいるからと言ってどうこうなる種目ではないだけに、日本が水泳力を維持していることを世界にアピールし続ける絶好の機会です。打って変わってオーストラリアの不振はちょっと拍子抜けというか・・・。イアン・ソープがいなかったから・・・という問題ではないですね。総合力の勝負ですから。マイケル・クリムの懐かしい顔が見えたのに、画面にも映らないほどで。


 そんなオーストラリアで一人気を吐いた男、グラント・ハケットは、1500mでまたもや一人旅を見せてくれました。世界水泳4連覇ですって?!いやはや、脱帽です。長距離種目はなかなか順位が変わりにくいとはいえ、出来ることではないです。それだけの距離、ハケットの場合、200m、400、リレーと出ているから、体調維持が大変な筈。日本では知名度は俄然ソープなのでしょうが、オーストラリアでは寧ろハケットの方がヒーローだというのもわかります。


 そんなこんなで終わってしまった世界水泳。何年も見続けて来た顔の何人かがまた去るのでしょうか。そしてまた新しいスターが現れる。去る人も続ける人も、幸多かれと祈ります。