スター・ウォーズ トリビアその2 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 『スター・ウォーズ』の大ヒットを機に、ハリウッドでも、はたまた日本でも沢山のSF映画が作られるようになりました。そんな中の一本が『フラッシュ・ゴードン』。伝説的なアメコミ人気ヒーローが活躍するSFです。クイーンの主題歌も有名ですよね。ところが、この『フラッシュ・ゴードン』は『スター・ウォーズ』人気にあやかって作られたSFとは言えないのです。何故なら、ジョージ・ルーカスは本当は『フラッシュ・ゴードン』こそが作りたかったのですから。ところが、あまりに高すぎて製作権が取れなくて泣く泣くあきらめた、という経緯があるのでした。


 1980年にディノ・デ・ラウレンティスの製作で、『フラッシュ・ゴードン』は映画化されました。主演のサム・

ジョーンズ始め、オルネラ・ムーティやマックス・フォン・シドーまで引っ張り出して鳴り物入りでの公開でしたが、評判の方は今ひとつ・・・。


 もし、ルーカスが『フラッシュ・ゴードン』の映画化権を無事に取れていたらどんな映画になっていたのでしょう。いや、もしこちらを取っていたら、そもそも『スター・ウォーズ』の映画化はあったのでしょうか。これも運命の悪戯でしょうか。