やりたい事と、友人の本音 | 胃ガン再発したの・・・

胃ガン再発したの・・・

ステージ3cだったけど、術後2年半は何も異常はなかった。
それなのに、いきなりの再発宣告。

頭が真っ白で

子供には、何て言おう・・・

私は多趣味で、アレコレ挑戦してきましたが
死を前にしてまでやりたい事がありません。


学校に通って何か資格を取りたいな~
って思っても
卒業できるまで生きてる自信無いし
資格を取れたとしても
それを生かせる将来を想像できません。
スポーツをする体力も無いです。
語学の勉強はしたいな~って思いますが
死を前にして、必死で単語を覚えるのも
それが本当に自分がやりたい事なのかな~?
って疑問に思ってしまいます。



友人や母などに
癌や副作用と、正面から向き合うんじゃなく
趣味や楽しい事をしてる方が
免疫力や精神的にも良いと思うよ!
って言われるので
気持ちを紛らわす為にも趣味を探していますが
探そうとして見つかる物では無いですよね。



料理を作るのは好きなので
毎日の献立を考えて
愛犬を膝に乗せて好きなDVDを見ながら
お茶を飲み
『副作用でツラく無ければ、それで充分』
と、のんびり過ごしている私を見て

『何もしないのは勿体無い!
貴女は、この先もずっと長生きするし
貴女は、何か起業したりする才能がある!』
と言ってくれる友人がいます。


年をとっても大学に行く方もおられるし
資格を取って起業される方もおられるでしょう。


でも、私には
その体力も時間も無い気がします。


会う度に、その友人は
私を励ましてくれます。


とても有り難いし
まだ、私にも何か出来るかもしれないと
勇気をもらいます。



なので
私が今、一番やりたい事をしようと思いました。


癌だから
もう、やっても無駄だって思ってたけど
私が一番やりたくて好きな事をやろうと思って
その友人に
『私、部屋のDIYする!』って言ったんです。


私は、部屋の模様替えが好きで
土日や連休になると
押し入れの中の物を全部だして片付けたり
右の部屋の机を左の部屋に移動したり
ベットや鏡台の位置を変えたりするのが好きでしたが
癌になってからは
『どうせベットの上で過ごすんだから
部屋のレイアウトなんて、もう
どーでもいい』
って、日々の片付けと
自分の物の断捨離くらいで
部屋の模様替えなんて、する気になれませんでした。



でも、このままのレイアウトでは
部屋にいてもテンションが上がりません。
副作用のツラさに、使い易さ重点で
オシャレな部屋ではなくなっていました。


なので、友人に
『部屋の模様替えやDIY やりたい!』
って言ったんです。


そうしたら
今までずっと励ましてくれてた友人の
『え? 今さら?』
って、声が聞こえました。



今さらって・・・どういう意味?



あんなに『大丈夫』って励ましてくれてたのに
心のなかでは
そう思って無かったって事?!



なんだかショックで



ずっとモヤモヤしていましたが



昨日から少しずつ
部屋の模様替えを始めました。



体力が無くなってから
ずっとベットの上で過ごしながら
テンションの上がらない部屋で
後悔を残したまま過ごしたくなかったから。



昨日はカーテンを洗って
障子の張り替えをしました。

ついつい後回しにしてた
タンスの上やカーテンレールの拭き掃除。
本棚の本を全部出して断捨離しました。


今日は、左の部屋の机と
右の部屋のサイドボードを入れ換えたり
壁に掛ける額縁や観葉植物を買いに行きました。


無理をして疲れが出たり
腰を痛めては本末転倒なので
毎日少しずつ
癌患者の便利な部屋ではなく
テンションの上がるオシャレな部屋にしていきたいです。