東日本大震災から5年がたち、その記憶は薄れかけています。
っとそんな時におきた熊本での地震、そして函館での地震と地震大国日本と言われているように大きな地震が頻発しています。
南海トラフ地震が起きるかもしれないなど、地震に対する恐怖を抱きながらの生活が続いているのではないでしょうか。
石巻への視察を決めた理由としては、「ひとは時が過ぎれば忘れる」ということを「忘れないようにしたい」と思い決めました。
視察を決めた直後に熊本地震が起き、嫌でもその記憶がよみがえった訳ですが、2000年に入り日本に起きた大事故として歴史に刻まれ、そして多くの人の記憶に刻まれたことだと思います。
「忘れる」ということは怖いもので、同じ日本と言う小さな島でも色々な事件や問題が起きています。また「日本」という単位にくくることが出来ません。
いま私達はおのおの幸せに暮らしているけれども、東日本の被災地を始め、熊本と多くの方がいまだに「平凡な毎日」を過ごすことが出来ていません。
自然に対する猛威にはあらがえない。
そのスケールの大きさには太刀打ちできない。
そんなことを思い知らされます。
今回私達は、「石巻市・女川町・雄勝町、大川小学校」と見て参りましたが、決してそれが全てではなく、ほんのごく一部だということに驚きを隠すことが出来ません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/18/lliibbeelloo/18/f4/j/t02200220_0800080013677693134.jpg?caw=800)
(上別府グループ調剤薬局様のFacebookより)
石巻市にある日和山から見る景色。
真ん中に見える白い球場のモノが「石ノ森漫画館」になります。
その中洲、そして右側の岸には多くの家が従来あったのですが、下の画像では平地になっています。
全て流されたいったんですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/18/lliibbeelloo/ee/a2/j/t02200165_0800060013677696846.jpg?caw=800)
別の方面を見てみると、こっちは海側の得に津波がひどかったエリアです。
建物こそチラホラありますが、居住地として認められていないエリアの様です。
右側に見える工事中のような建物は、保存が決まった津波の被害にあった学校ということでした。
ここから海岸線に降りると、津波で流された方々の慰霊碑があります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/18/lliibbeelloo/56/00/j/t02200165_0800060013677698399.jpg?caw=800)
慰霊碑と共に、「がんばろう石巻」の看板があります。
周りには何もない平原となっています。
このエリアでは最大7mの津波がきたそうです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/19/lliibbeelloo/0a/98/j/t02200293_0800106713677699935.jpg?caw=800)
7mとは通常のビルの3階床面くらいに該当するようです。
実際に目の当たりいするとその高さに驚きを隠せません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/19/lliibbeelloo/6d/15/j/t02200293_0800106713677701642.jpg?caw=800)
こちらは女川の病院を襲った津波の高さを記録したものです。
床から190cmほどのところに線が引かれていますが、実はここは高台の上にある所になっています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160620/19/lliibbeelloo/78/64/j/t02200165_0800060013677703522.jpg?caw=800)
これが上からみた景色です。
ここを襲った津波の高さは17m超と言われています。
想像できますでしょうか。
このエリアが東日本でも最も高い55%の死亡率になったところです。
17mというと想像もできませんが、電柱の高さが12mと言われています。
それよりもはるかに高い津波が来たということになります。
現在工事中のエリアは全て住宅があった場所と言われています。
なぜそんな高い津波が来たのか。
それが三陸地方特有の「リアス式」と言われる入り組んだ海岸の形にあります。
写真奥にあるように、湾の入り口がせまくなっています。
そこに集められた波が、寄せられることによって更なる高さとなります。
この湾はとくに狭くなっているエリアということでエリアでも高い津波に襲われたということです。
いまコンテナが並んでいる辺りには銀行があったそうです。
津波警報がなり、住民が避難するなか行員の方々は屋上に逃げたという話を聞きました。
しかしながら津波の高さは17mです。
先程の7mで3階に相当するのですから、高さが足りません。
全ての行員の方がお亡くなりになったということでした。
また道が限定され、車は渋滞、多くの人が逃げ遅れたことが55%の方がなくなったという背景にあります。
とても悲惨な話が続いていますが、これが過去に起きた事実であるということを忘れてはいけないように感じました。
この女川の病院に掲げてある看板にはこう書いてありました。
『女川は流されたのではない、新しい女川に生まれ変わるんだ』
これは当時6年生だった女川の女の子が作った誌の一部だそうです。
『女川は流されたのではない
新しい女川に生まれ変わるんだ
人々は負けずに待ち続ける
新しい女川に住む喜びを感じるために』
単純にいい詩とは言えない、その後ろにある悲しみを感じます。
そして乗り越えようとする勇気を与えてくれるような気がします。
Aguantamos, que siempre hay esperanzas, y leventámonos.
(希望は常にある、乗り越え、立ちあがろう!)
「こまがたこうだいのぜんこく薬局放浪記」はじめました!vol.9
ロンドン~ロンドン~楽しいロンドン編
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141117/17/lliibbeelloo/aa/71/j/t02200311_0800113113132108130.jpg?caw=800)
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