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先日12日に診療報酬改定の大枠が発表されたと共に業界がにぎわってきました。

調剤報酬については何度も記載してきているので、いまさら特にという所ですが、「24時間開局」というキーワードが暴れまわっています。

そして気になるのが「主治医機能」ですね。

少しづつ医療の形が変わってきています。

今回医療改革で急性期病床の大幅減が進められます。

なによりも7対1病床までもが大打撃をうけるこの始末。

国の本気というかやる気が見えます。

そして気になるのは医師においても在宅です。

まずは見た方が早いっということで、今回診療報酬の医科の在宅一覧です。





キーワードは「同一建物」となっています。

施設系在宅では、在宅の点数が1/4となっています。

この衝撃ハンパないです。


ではなぜこんなことが起きたのか。

国の方針は在宅なのに、なぜ施設系は大幅評価ダウンとなったのかっという所です。

簡単に言ってしまうと「国の誤算」だったんですね。

診療報酬改定は常に「いたちの追いかけっこ」といわれる様に、抜け道や上手くやる方法を探し、行政がそれをさせないように改定で抑制させるという流れにあります。

今回医師の在宅の一番の誤算は「在宅時医学総合管理料」です。

強化型在支診療所の医師がグループホーム1ユニットを訪問に行きました。

診察料自体はさほどではありませんが、「在医総管」は4,600点つきます。

それが9人です。

4600点×9人=41,400点

すなわち414,000円となるわけです。


ここにつけ込んだのが「5分診療」といわれる訪問医軍団ですね。

1人辺りの診察時間は5分~10分、9人見ても1時間ちょっともで終わります。

それで414,000円です。


この問題が今回の施設系在宅への点数を極限まで下げるという結果に繋がったのです。

たしかに在宅医療は儲かる!っという仕組みになっていたので、当然と言えば当然なのですが、ここに金儲けと、真剣にやっている医師の線引きが出来ないことが残念に思います。

今回の改定で、やっていけなくなるのかっといえば、そうではありません。

十分にやっていける試算は着きます。

ただ、一度甘い汁を吸ってしまえば元に戻れないのが常です。

今回の絞り込みが、在宅医療へのモチベーション低下へと繋がらなければいいと思うのです。



Aguantamos, que siempre hay esperanzas, y leventámonos.
(希望は常にある、乗り越え、立ちあがろう!)

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