質の担保と、平等 | いちどのじんせいタノシク・ジユウに
本日これから出張です。

さて、あと20分後には空港に向かわなくてはいけません。。。

しかし、決して手抜きではございません。


先日のブログで

「調剤の定義」と「統一ルール」というキーワードを上げさせて頂きました。

私の持論であり、よくブログでも書かせて頂いていますが、今年一番この2つに関するトピックスが多かったのでないでしょうか。

まずは「調剤の定義」


これに関わる項目は「テクニシャン」と「前指導」です。

テクニシャン導入については、いつもたくさんの質問を受けます。

現状としては薬剤師不足から、ピッキングを事務がやるという薬局も少なくありません。

これは声を大にして言えることではありませんが、中小薬局になればなるほど顕著な問題です。

よく「テクニシャンを導入すれば、ちがう業務が出来る。」「業務がうまく回る」っという書き込みは意見を聞きます。

そして、「中小におけるテクニシャン制度必要論」みたいな話を聞きますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

テクニシャン自体を活用する事には、それによる業務の効率化が出来るのであれば、考える余地があるかと思います。

しかし、それが薬剤師の不足している中小薬局の救いとなるかは否ですね。

もし、自己中心的にそう考えているのであれば、それは経営者としては現状把握に掛ける部分だと思います。

世の中、零細も中小も大手も同じ条件、フィールドで戦っています。

自分たちが楽になる、優位になるということは同じ様に大手も楽になるということです。

現状、大手調剤薬局はコンプライアンスの面からテクニシャンを活用していません。

一人当たりの処方せん枚数も中小の平均に比べて少ないでしょう。
(地方は別ですが)

そんななかで「テクニシャン全面解禁」は大手の出店を加速する要因にしかならないということを考えなくてはいけません。

この問題に関してはそれとともにどこまでを調剤とするかという問題もあります。



先の中医協で服薬指導、残薬確認、手帳確認のタイミングについて問題提起がされました。

俗にいわれる「先指導」ですね。

いつも書いていますが、「保険薬局業務指針」にある調剤の流れではそのように記載がされています。

これについても色々な意見が出ていますが、批判的な意見を見てみると多くは「忙しい」という一言に尽きるのではないでしょうか。

たしかに現状の流れからみると、導線やインフラも大きく整備しなくてはいけないですね。

しかし、本当に忙しいとかなんやで済ませてしまっていい問題なのでしょうか。

調剤報酬という公的財源から収支を得ている商売です。

そうなると自由競争とは別に、統一されたルールに則り営業をする義務があるのではないでしょうか。

実際にお薬手帳はどれだけ算定されていて、実際には持参率はどれだけなのでしょうか。

仕組み自体に問題がありますが、残薬はどれだけ削減出来たのでしょうか。

そういった流れからの先指導です。

理論上は理にかなっています。

机上の空論か、現実化出来る理論なのか。

現実化するためにはどうしたらいいのか。

議論の論点はそこにあるように感じます。


っと、好き勝手また書いていますが、そろそろ行かなくてはいけません。

これから雪降るカニの美味しい街にいってきます。





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