前回に引き続き調剤報酬引き下げに関するお話です。
限られた財源をどの様に配分するか。
そしてその奪い合いを中医協という場で話し合っています。
実際にはそういう流れになっていますが、中医協は公開された場であり、傍聴経験のある方で有ればわかると思いますが、一種の出来レースが繰り広げられています。
如何に配られた資料に対して論理ツケをしていくか。
そんな場となっています。
話は、医科、歯科、調剤という風に進んでいきます。
もちろんウェイトでいうなら、「6:3:1」で話し合われていきます。
中医協委員の中で歯科に精通している人は決して多くありません。
ですが、歯科の審議に関しては調剤報酬よりも時間が割かれていることが非常に多いです。
自分で解説をし、自分で質問をし補足する。
インパクトはとてもあります。
いざ、調剤報酬となると・・・その時にはだいたい予定終了時間を大幅に超えています。
位置づけとしてはこんな感じになっています。
さて、そんな中医協の場でもしっかりとした発言、データで一発逆転もあり得ます。
中医協で話し合った内容が、上層部でまた揉まれ、次回に反映されます。
日本医師会では事細かなデータを基にした、理論武装で中医協の場を戦います。
後ろには「日医総研」という自らが組織したシンクタンクを備えています。
先日発表された論文をみると、「医薬分業の意味はない」こうあたかも言いたい様な内容とデータが列挙されていました。
では、日本薬剤師会はどうなのでしょうか・・・。
しどろもどろな発言が非常に目立ちます。
論点がずれている為、加算ではなく逆に包括化されたなんてこともありました。
この改定というイベントがどれだけの薬局にとって死活問題となるのか。
どれだけのお金が動くことになるのか。
そういった事を考え動かなくてはいけない様に感じます。
知識、データということに関しては「日本○険薬局協会」の方が何倍も持ち合わせている様に感じます。
シンクタンクももとい、組織の見直しも検討に入っている様に感じます。
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