【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその684です。
「victim」の語源、関連知識(被害者非難)、「victim」を含んだ名言(シルヴィア・プラス)などを載せています。
「victim(ヴィクティム)」の意味は、「犠牲(者)/被害者/被災者、えじき/かも」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
a monument to the victims of Fascism【ファシズムの犠牲者たちの記念碑】
「wīhaz」の語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「*weik- (2)(選ぶ/分ける)」になります。
「選ぶ/分ける」⇒「聖なるものとして分けられた/神聖な」⇒「いけにえ」という意から、現在の「victim(犠牲(者)/被害者)」の意味につながっています。
【語源⇒意味】
victim /ˈvɪktɪm/
= *weik- (2) 「選ぶ(choose)/分ける(separate)」
⇒ 『聖なるものとして分けられた/神聖な、いけにえ』
⇒ 『[名] ①犠牲(者)/被害者/被災者 ②(詐欺などの)えじき/かも』
【関連知識(Wikipedia)】
被害者非難(英:victim blaming)
“犯罪または不正行為によって生じた被害に関して、その責任の一部または全部を被害者に負わせることである[1]。犠牲者非難(ぎせいしゃひなん)、被害者たたきとも呼ばれる[2][3]。”
“1971年に、心理学者のWilliam Ryanが『blaming the victim』を出版し、被害者非難という用語を創造した[6]。ただし、概念自体はその前から存在しており、例えば1947年にAdornoは、後に被害者非難と呼ばれるようになる概念を「ファシストの最も悪い特徴の1つ」と定義した[7][8]。”
(「被害者非難」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年6月10日 (金) 21:31 - 変更履歴)
“Marcha das Vadias” by Hugh Lee
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 2.0
【Quotes/名言】
“I am a victim of introspection.” ー シルヴィア・プラス (1932-1963、アメリカの詩人)
(私は、内省の犠牲者です)
“Sylvia Plath”
- Wikimedia Commons - Public Domain