【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその671です。
「behave」の語源、同語言語(below)、派生語(behavior)、関連知識(行動、攻撃行動)、「behave」を含んだ名言(メイ・ウエスト)などを載せています。
「behave(ビヘイヴ)」の意味は、「ふるまう、行儀よくする」などです。
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【フレーズ】
behave politely【礼儀正しくふるまう】
「behave」の語源は、古英語の「behabban(含む/持つ/制限する)」です。
「behabban」は、「周囲に/完全に」の「be-」と「持っている」を意味する「habban」から成っています。
「be-」と「habban」の語源はそれぞれ、インド・ヨーロッパ祖語の「*ambhi-(周囲に/あちらこちらに/そばに)」「*kap-(しっかり握る/持つ)」です。
「周囲に/あちらこちらに|しっかり握る」⇒「完全に持つ/制限する」⇒「特定の仕方で行動する」という意から、現在の「behave(ふるまう/行儀よくする)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ below [前] ~の下に/より下に/より低く [副] 下に (語源:周囲が低い)
■ by [前] ~のそばに/~によって/~を過ぎて/~までには/~に従って/~(の分)だけ [副] そばに/過ぎて (語源:周囲に/そばに)
■ have [動] ~を持っている/含んでいる/(心に)抱いている/産む/経験する[過ごす]/食べる/させる[してもらう] [助動] 過去分詞を伴って完了形を作る (語源:しっかり握る/持つ) などがあります。
【語源⇒意味】
behave /bɪˈheɪv/
= be- 「完全に(thoroughly)/周囲に(about)」+ habban 「持っている(have)」
⇒ 『完全に持つ/制限する、特定の仕方で行動する』
⇒ 『[動] 《自》 ①ふるまう ②行儀よくする』
『[動] 《他》 《behave oneselfで》①ふるまう ②行儀よくする』
【同語源語】
below [英] /bɪˈləʊ/ [米] /bɪˈloʊ/
= be- 「完全に(throughly)/周囲に(about)」+ logh[lou/lowe] 「低い(low)」
⇒ 『周囲が低い』
⇒ 『[前] ~の下に/~より下に[低く]』
『[副] 下に』
【派生語】
【関連知識①(Wikipedia)】
行動(アメリカ英語:behavior、イギリス英語:behaviour)
“人間を含む動物の活動や行い全般を指す言葉である。ただし、日本語の「行動」がもっぱら生物(特に動物)に適用されるのに対し、英語の「behavio(u)r」は物体・機械など無生物の挙動・振舞いの意味で用いられることがある。”
(「行動」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年10月8日 (土) 14:59 - 変更履歴)
【関連知識②(Wikipedia)】
攻撃行動(英:aggressive behavior)
“人間を含む動物の活動や行い全般を指す言葉である。ただし、日本語の「行動」がもっぱら生物(特に動物)に適用されるのに対し、英語の「behavio(u)r」は物体・機械など無生物の挙動・振舞いの意味で用いられることがある。”
(「攻撃行動」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年9月4日 (日) 23:47 - 変更履歴)
【Quotes/名言】
“The best way to behave is to misbehave.” ー メイ・ウエスト(1893-1980、アメリカ合衆国の女優)
(お行儀よく振る舞う一番いい方法は、お行儀悪く振る舞うことよ)
“Mae West - 1936”
- Wikimedia Commons - Public Domain
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